映画「エル・スール」 | 渋谷宙希のブログ

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「エル・スール」
★★★★☆

【公開】1982年
【製作国】スペイン、フランス
【上映時間】95分
【監督】ビクトル・エリセ
【原題】EL SUR




エリセ作品上映会の2本目は「エル・スール」です。


ブルーレイが「ミツバチのささやき」(感想はこちら)と一緒に発売されたので、その記念に自宅で上映会を行いました。




「ミツバチのささやき」は何度も観ている映画なのですが、「エル・スール」は今回かなり久しぶりに観ました。


内容は結構覚えていたんですけど、細かい部分で改めて感動したり、関心したりできました。


この作品はエリセ監督の長編2作目で、アデラインダ・ガルシア・モラレスの同名の小説を原作としているそうです。




物語はスペインの北部。


ある日、父親が家からいなくなっていた。


15歳の少女エストレーリャの枕の下には父の愛用していた振り子があったので、今回はいつもとは違う。もう父は帰ってこないのだ、と感じた。


エストレーリャ8歳の頃から父の様子が少し変わっていった。


父は不思議な霊力を使って、掘れば水が出る場所を当てたりすることができた。


そんな父に憧れを抱いていたエストレーリャだったが、ある日父が紙にイレーネという名前を書いているのを見つける。


そして、イレーネとは映画女優だということがわかり、その映画を父が観ているところを目撃する。


父親には昔の恋人イレーネがいて、今でもその女性をを愛しているのだった。


苦悩すえう父と、その苦悩を理解することはできず、父親から気持ちが離れていく娘の物語。




父親が特殊な力を使って神秘的なことをするのを目の当たりにしてきた少女にとって父は尊敬の対象であり、自分の理想でもあった。


しかし、昔の恋人の存在が父親の中で大きくなるにつれ、父は神秘の力を使うことはなくなり、父親としての尊厳も薄れていく。


このような「父と娘」とか「母と息子」とか、異性の親子官界を描いた作品ってなんだか好きなものが多い気がします。


親子なんだけど、永遠にわかり合えない部分がどこかにある。



そんな存在だから、なにかと心の葛藤やドラマが生まれ安のかもしれません。


この映画もとにかく映像の美しさは素晴らしいです。



まるで絵画のような美しさが全てのシーンで漂っています。



「ミツバチのささやき」でも着ている洋服がかわいいってことを書きましたが、この映画もかわいいです。


主人公の少女エストレーリャの指輪が特にかわいい!


小道具が結構いい感じなんですよ。


父親が使っている振り子も凄くかわいいです。



そして、このエストレーリャを演じる女優さんもなかなか良かったです。


8歳のエストレーリャと15歳のエストレーリャを違う女優さんが演じているんですけど、まったく違和感なかったのが凄いなって思いました。


気になった方はぜひ観ていただきたい作品です。





予告編








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