「ダロウェイ夫人」ヴァージニア・ウルフ
★★☆☆☆
ヴァージニア・ウルフの代表作で、いわいる「意識の流れ」といわれる文学的な手法を用いて書かれた小説です。
この「意識の流れ」といえば有名な作品にジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」がありますが、「ユリシーズ」を読む前にとりあえず1冊で終わるこの「ダロウェイ夫人」を読んでみようかな、って思ったんですけど、これが凄く大変でした。
「意識の流れ」系の小説ってかなり読み辛い印象があったんですけど、この「ダロウェイ夫人」も正直言って凄く読むのが大変でした。
ストーリーらしい、ストーリーは特になくて、主人公であるクラリッサ・ダロウェイ夫人の1日の意識の流れが描かれています。
あることを考えると、そのに関連したあることが思いだされて次々に時間や場所を飛び越えて意識が流れていく。
といった感じです。
物語の舞台は第一次世界大戦終戦から5年後。
1923年6月のある日。
ダロウェイ夫人は昔、ピーター・ウォルシュという男性と、現在の夫であるリチャード・ダロウェイとの間で、ダロウェイを選んだ経緯があるのだけれど、本当にそれで良かったのだろうか?と自問する。
ある日、インドに渡っていたピーターが5年ぶりに帰国。
彼はインド人の妻との間で起こっておるいざこざで苦しんでいる様子だった。
そんな姿を見て涙ぐむダロウェイ夫人だったが・・・・・
この物語に登場する人物で重要なのがセプティマスという青年。
この青年は作者の序文によればダロウェイ夫人の分身だそうです。
当初は存在していなかった人物らしいのですが、改めて書き直した際に登場させてとのこと。
物語らしい物語は特にない小説ですが、意識の流れを描いて生や死などを問い詰めたよい小説だと思います。
自分にとってはちょっと難しかったので、広くお勧めできませんが、このようなタイプの小説があるってことを知れたらそれはそれで、読んだ価値があったような気がしてきました。
おもしろい小説ではありませんが、気になった方はぜひ読んでみてください。
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