「城」
★★★☆☆
【公開】1997年(テレビ用ドラマのため劇場未公開)
【製作国】オーストリア・ドイツ
【上映時間】125分
【監督】ミヒャエル・ハネケ
【原題】DAS SCHLOB
フランツ・カフカ同名の小説をミヒャエル・ハネケが映像化したもので、テレビドラマ用に制作されたものらしいです。
カフカの小説を、ハネケがどうのように映像化するのか凄く興味がありましたが、この映像化は比較的に上手くいってるのではないかと感じました。
前にも何か小説を映像化した時に書きましたが、小説の映像化、特に文学作品の映像化は凄く難しいと思うのです。
少し前に同じくカフカの「審判」を、オーソン・ウェルズが映像化したものを観ましたが、(感想はこちら)これもなかなか良くできていました。
やはり、力のある人が監督するとそれなりに観れるものが作れるんだなぁ、なんと偉そうなことを思ってしまいましたよ。
ある小さな村に、1人の男Kがやってくる。
男が宿を求めて食堂で話を聞くと、食堂の隅で寝てもいいと言われたので、眠っていると知らない男に起こされる。
その男が言うには、この村で一泊するには「城」の許可がいる。と、そして、Kは許可を持っていないので、この村から出て行けと。
Kは自分が白の以来でここにやって来た測量技師だと説明し、男もそのことを確認して、Kの前から去って行った。
この村では全ての意志決定を「城」が行っている。
Kはなんとか「城」に行こうとするが、どうしても行くことができず・・・・・
といった内容で、基本的には原作の小説をかなり忠実に映像化している印象でした。
ハネケがこの番組の制作にどのように関わったのか凄く気になるんですけど、カフカの小説もて持っている独特の世界観も再現できている気がしたし、さらに、ハネケ自身の良さも発揮されていような気がしました。
カフカの物語というのは起こっている出来事と、その出来事をどう解釈するかによって、ずいぶん読み方が変わってくると思うんですが、この映像作品も様々な解釈がでくるようになっています。
しかし、原作を読んだことない人だと、かなり不可解な内容に見えるかもしれません。
物語らしい物語はないと言ってもいいような内容ですから、退屈な人には凄く退屈なんではないかと思います。
これは原作好きな人でも楽しめるような気がしますので、気になった方は是非ご覧になってください。
予告編
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