「審判」フランツ・カフカ
★★★☆☆
カフカの長編小説。
カフカの長編小説は「変身」、「城」に続いて3作目です。
この「審判」は印象としては「城」に似た感じだなぁ、という感じです。
何の罪かわからないまま逮捕された主人公Kが、様々な人との対話や、裁判を経ていく物語。
不条理な状況に巻き込まれていくKがその不条理な状況からの脱出を試みるが、うまくいかない。
という展開が延々と続いていくというもので、いかにもカフカらしい内容のような気もしましたが、「城」もそうだったんですけど、これといったストーリーがないのでちょっと読むのがしんどかったっです。
おそらく自分の読解力がないせいだとは思うんですけど、ストーリーもなく、主人公の心理の流れを読む小説でもなく、淡々と続く不条理な展開と、会話に入り込むことができなくて読んだは読んだんですけど、正直言って頭に入ってきませんでした。
とにかく世の中ってのは、不条理で、とてもややこしくて、なんだか巨大なシステムで動いているんだなぁ、っていうのを感じました。
ちなみに、Kという主人公の名前なんですけど、Kといえば日本人としては夏目漱石の「こころ」に登場するKを思い出してしまいます。
個人的には昔好きだった楠本まきという漫画家の「Kの葬列」という好きな漫画があるんですけど、その漫画にもKという人物が登場します。
このKという名前はなんだか文学的な伝統のある名前なんでしょうかね?
ちなみに、この小説は部分的にしか完成していない未完の小説だそうです。
読んでから知ったんですけど、ちゃんとラストまっで描かれているので完成した作品だと思っていました。
どうやら「市民ケーン」のオーソン・ウェルズが映画化しているようですね。
観てみたい気もします。
「城」はミヒァエル・ハネケが映画化していますね。
どちらも好きな監督なんでそのうち観てみようと思います。
カフカの小説は難解ではありますが、興味ある方はぜひ読んでみてください。
個人的にはカフカは短編集が面白ったなぁ。
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