映画「ぼくの瞳の光」 | 渋谷宙希のブログ

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「ぼくの瞳の光」
★★★★☆







2001年のイタリア映画。


適当にレンタルした作品だったんですけど、これがかなり良い映画でした。


脚本はそんなに凄い内容ではない気がするんですけど、独特の演出が独自の世界観を創り出していてそこがとても良かったです。





イタリアのローマで運転手をしているアントニオはSF小説が大好きで、いつも空想にふけっている。


ある日、猫を追って急に飛び出してきた少女リーザをはねそうになる。


ギリギリで接触せずにすんだアントニオは少女に話しかけ、しばらく会話をしているとリーザの母親マリアが帰ってくる。


母親のマリアは1人で冷凍食品店を営みながら娘を育てている。


マリアに心を惹かれたアントニオはその日以来、親子との関係を深めていく。


アントニオはこの親子の力になりたいと願うようになっていく。


実はマリアには多額の借金があり、その返済に苦しんでいた。


アントニオは借金を肩代わりしようと、マリアに内緒で借金をしている男の運転手をすることになるが・・・・・・






と言った内容。


最初、地球から他の惑星へスパイとして潜入している。みたいなナレーションが入っていて、


SF映画なのかな?



って思っていたら、実は主人公が愛読しているSF小説の内容であるということがじょじょにわかってくる。


この一瞬SFかと思わせる演出がなんか面白かった。



普通にイタリアの街並みが映っているから、普通に考えたらSFじゃないってわかるんだけど、ゴダールの「アルファヴィル」みいな映画もあるので、最初迷ってしまいましたよ。


主人公のアントニオは真面目な青年なんですけど、親子への接近の仕方がちょっとストーカーっぽくて怖いです。


最初は母親のマリアは凄く警戒してるんですけど、真面目で優しい男ってことがわかってきて心を開いていくんです。


しかし、このマリアって母親がまた癖のある人でして、アントニオの優さを素直に受け入れることができずに、アントニオを傷つけてばかり。


正直言って、なぜアントニオがそこまでマリアに心惹かれたのか理解できないぐらい酷い仕打ちをしてきます。


娘のリーザは母親が精神的に不安定で、そのことでとても悩んでいる様子。


アントニオとリーザはよくSFの話をしています。


孤独な青年アントニオと同じく孤独を感じている少女りーザの友情と、母親マリアとの愛情の狭間で悩みながら自分の道を模索している主人公の姿がなかなか感動的でした。



あまり好きなタイプのストーリーではないんですが、この映画はとても良かったです。


この監督の作品はぜひ他のものも観てみたいと思いました。




予告編







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