「冬の光」
★★★★☆
1962年のスウェーデン映画。
監督はイングマール・ベルイマン。有名な監督だと思うのですが、この人の映画を観たのはこれは初めてでした。
凄く深い内容と、美しい映像が素晴らしかったです。
北欧の美しい自然などの映像と、人間の苦悩を描いた作品で、かなり文学的な内容でした。
スウェーデンの小さな町の教会で牧師をつとめるトマスはある日、漁師の妻カリンから、夫が落ち込んでいるので話をしてあげて欲しいと頼まれる。
彼女の夫ヨナスは中国が原子爆弾を持つというニュースを新聞で読み核戦争への不安にさいなまれていた。
トマスはヨナスの話を聞くが、トマス自信も最愛の妻に先立たれ失意の中にいた。
結局トマスはヨナスの力になることはできず、後日ヨナスが自殺したことを知る。
そして、信仰に対し疑問を持ち始めるトマスは・・・・・
と言った内容。
冒頭にある聖体拝領のシーンがとても印象的でした。
色々な映画で聖体拝領のシーンというのは描かれていますが、ここまで丁寧に描いているのは初めて観たかもしれません。
とても時間をかけてじっくりと描かれています。
主人公である牧師トマスの信仰の深さがうかがえるようなシーンで、後半
「神の沈黙」
により、信仰に疑問を持ち始めるトマスと対比がなされているように感じれて、とても重要なシーンだったと思います。
その描き方も美しく、なんだか日本的な様式美のような美しさを感じました。
この作品は「神の沈黙」という言葉が割とキーになっているような作品で、大きな物語はありませんが、ここで描かれている、
いいようのない不安
のようなものは2015年の現在でも通じるものがあり、人間の根本的な弱さを表現されているような気がして
深い映画だなぁ
と感心しました。
この監督の作品はぜひとも他の作品も観てみたいです。
ちなみに、この映画は「神の沈黙三部作」の二作目だそうで、他に「鐘の中にある如く」と「沈黙」というのがあるそうなので、まずはそこから観てみたいと思いました。
気になった方はぜひ。
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