「ある過去の行方」
★★☆☆☆
2013年のフランス映画。
イラン人映画監督アスガル・ファルハーディーが脚本と演出を務めた作品。
ある家族にまつわる人間関係を描いた作品なんですけど、基本的には凄く暗い話です。
そして、ちょっと長かった。
演出面では凄くおもしろい部分がたくさんあったんですけど、全体的にはあまり好きな感じの映画ではありませんでした。
4年前に別居し故郷のテヘランへ帰っていたアーマドは、妻と離婚の手続きをするためにパリを訪れる。
妻のマリーはすでに新しい恋人サミールとその息子と同棲を始めていた。
マリーの子供である2人の娘も一緒に暮らしており、すっかり新しい生活が始まっている。
そんな中へ入っていったアーマドは少し戸惑うも、久しぶりに再会した娘たちと喜びを分ち合おうとするが、長女で16歳のリシューと母親とその恋人サミールと上手くいっていないと知り、話し合いをする。
サミールには現在も妻がいるが、妻はある自殺未遂をしこん睡状態だった。
そして、その自殺の原因は母親とサミールの関係にあると考えたリシューはサミールを受け入れることができないでいた。
家族の関係を改善させようとするアーマドだったが、リシューから衝撃的な告白を聞く・・・・・
と言った内容です。
4年ぶりに家族と再会した男が、いわば妻の新しい家族の問題で振り回されるという、なんとも気の毒なお話でした。
映画の中でも
「なんでこんなタイミングで呼んだんだ!?」
って怒っていますが、まぁこんなややこしい時になんでわざわざ・・・・って誰がみても思いますよ。
しかも、今の彼氏からは
こいつらまだ仲良いんじゃねーの?
って眼で見られるし、娘からは責められるし、嫁からは罵られるし。散々です。
この嫁さんってのがちょっと精神的にお疲れのようで、かなりピリピリしてます。
早くイランに帰りたいなぁ~
ってアーマドは常に思ってるでしょうね。
新しい彼氏の連れ子もなんか生意気な感じだし、とにかく見ていて気持ちのいい展開は一切なく苦行のような映画でした。
気になった方はぜひ。
予告編
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