映画「水の中のナイフ」 | 渋谷宙希のブログ

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「水の中のナイフ」
★★★★★








1962年のポーランド映画。


ロマン・ポランスキー監督・脚本で、ロマン・ポランスキーの監督デビュー作でもある。


完璧なデビュー作というのは映画界に数々ありますが、間違いなくこの映画もその中の1本だと思います。


非常に完成度の高い映画で、最初から最後まで漂う緊張感が映画をとても面白くしています。


出演者はたった3人のみで、ここまでドラマを作れて、最後まで飽きさせないのは流石です。






週末をヨットクルージングで過ごすために湖に向かっていた中年夫婦は途中でヒッチハイカーの青年を車に乗せる。




湖に着いた一行は3人でヨットに乗り込むことに。




ヨットの上で過ごす3人はじょじょに関係がぎくしゃくしていき、青年が愛用しているナイフを取り出すことによってその緊張は高まって関係が崩れていく・・・・・







といった内容で、ほとんどこれといったストーリーはないんですが、夫婦と1人の他人という3人はヨットという閉鎖空間で見せる人間模様がとっても素晴らしい。


そこに1本のナイフという武器が加わることで、物語に緊張感が出てくる。


関係がぎくしゃくしていく青年と夫の間で、何かが起きるんじゃないか?という緊張感がつねに漂っているのです。


見せ方もとてもかっこよくスタイリッシュでとても素晴らしいです。


さらに、登場人物たった3人で、場所はひたすらボートの上なので予算もそんなにかかっていないと思うんですが、お金かけなくてもおもしろい映画は作れる。というお手本みたいな作品でした。


ポランスキーはこの映画で一躍有名になったということですが、デビュー作でこんな映画撮った多そりゃ評価されるだろうなぁ、って思いましたよ。


今回二度目の鑑賞でしたが、やはり最初から最後までおもしろく見ることができました。


間違いなく傑作だと思います。


まだ、見ていないって方はぜひご覧になってください。




予告編




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