「パパの木」
★★☆☆☆
2010年のフランス、オーストラリア映画。
デビュー作「やさしい嘘」(感想はこちら)でセザール賞新人監督賞に輝いたジェリー・ベルトゥリッチ監督が描くヒューマンドラマ。
この監督さんはフランス人なんだけど、前作の「やさしい嘘」ではグルジアを舞台に、この「パパの木」ではオーストラリアを舞台にした映画を撮っていて、なかなかおもしろいです。
女性監督らしく、どちらの作品も女性の視点で世の中を見ているような内容でした。
庭に大きなゴムの木がある家で、ドーンとピーターは4人の子供たちに囲まれて幸せに暮らしていた。
そんなある日、ピーターが車を運転中に突如心臓発作に襲われ急死。
運転していた車は庭のゴムの木にぶつかり停止。
その様子を見ていた8歳の娘シモーンだったが、父親の死を理解できず、父親の魂はゴムの木に宿っていると考えるようになる。
妻のドーンも精神的に弱り果ててしまい、日常生活もままならない。
そんな母を励まそうとシモーンは母親にだけゴムの木に父親の魂が宿っていることを教える。
ドーンは木に話しかけることによってじょじょに気持ちの整理がつくようになっていく。
心が落ち着いてきたドーンは仕事も見つけ笑顔を取り戻していった。
職場の人間と親密になっていくが、それが気に入らないシモーンは2人に反発していくようになり・・・・・
といった内容。
父親の死によって崩壊しかかった家族の再生が大きなテーマのようです。
8歳の少女シモーンは木に父の魂が宿っていると信じ、なかなか前に進むことができないでいる。
この少女の純粋さがこの映画では大きなポイントになっています。
そして、フランスからやってきた母親を演じるのはシャルロット・ゲンズブール。
4人の子供がいる母親役を演じるような年になったんですねー。
映画の中では少女時代から知っているので不思議な感じです。
心温まるストーリーなんですが、前作「やさしい嘘」ほどの感動は個人的にはなかったかな、って思うのでそこが少し残念でした。
予告編
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