読書「モンテ・クリスト伯」アレクサンドル・デュマ(その2) | 渋谷宙希のブログ

渋谷宙希のブログ

音楽、映画、写真、本。趣味のブログです。







「モンテ・クリスト伯」アレクサンドル・デュマ
★★★★★






前回は作者であるデュマに関して書きましたが、今回は小説の感想を書きたいと思います。


とにかくおにしろかった!



これが率直な感想ですね。


まさに、エンターテイメント超大作です。



新聞連載をしていたということで、毎回毎回「続きが気になるー!」って終わり方なんです。


まさに、「週刊少年ジャンプ」の黄金時代を思わせる終わり方なんです。


これは新聞の売り上げにもさぞかし貢献したことでしょう。


そして、エンターテイメントの要素が満載で、つねにおもしろい!



主人公であるモンテ・クリスト伯の復讐の物語がメインであるのですが、サイド・ストーリーも本当におもしろくて、それだけでも小説1本書けそうな内容。



そして、個性豊かな登場人物たちも素晴らしいんですよ。


おおまかなストーリーはこんな感じです。




1815年。マルセイユの船乗りであるエドモン・ダンテスは真面目で心の優しい青年。


職場ではその真面目な働きっぷりが認められ次の航海からは船長を命じられる。


さらに、婚約者のメルセデスとの結婚も決まりまさに幸せの絶頂にいた。


しかし結婚式の当日、ダンテスは警官隊に連行されてしまう。


無実のダンテスは自らの置かれた状況を理解できないまま投獄されてしまう。


実は、ダンテスのことを良く思わない会計士ダングラール、隣人カドルッス、恋敵のフェルナンが共謀し、ダンテスに無実の罪を着せたのだった。


さらに、ダンテスを取り調べたヴィルフォールも保身のため、ダンテスが無実と知りつつ投獄したのだった。


孤島の牢獄で生涯を終えるのか、と絶望するダンテス。


ある日、隣の独房に投獄されていたファリア神父と出会い、様々な知識を得る。


その中にはモンテ・クリスト島に財宝が隠されている。というものもあった。


そして、14年。


ファリアス神父は死の直前に財宝のありかをダンテスに伝える。


ファリア神父の死と共に訪れた脱獄のチャンスを生かしついに外界へと脱出したダンテスはモンテ・クリスト島の財宝を見つけ、自分の人生を狂わせた人間に対して壮大な復讐計画を立てるのだった・・・・・・





といった内容。


この復讐の物語というのはなぜか大好きな人が多いですよね。


昔から定番であるタイプの物語です。


ダンテスが幸せの絶頂で逮捕されてしまうのが、読んでて凄く悲しいんですけど、これが後の冷酷な復讐劇をおもしろくさせるんでしょう。


振り子のように、幸せであればあるほで、不幸のどん底に落ちた時のショックが大いわけですから、読者はダンテスの復讐を応援したくなるわけです。


全7巻のうち最初の1巻目がプロローグにあたる部分なんですけど、もう最初から最後までズーーーっとおもしろいんだからデュマの力量が現れてますよね。


とにかく、次から次へと事件が起こり、次から次へと冒険ですから。


特にラストに近い6巻7巻辺りは手に汗に握る展開でもう眼が離せませんでした。


ちょうどラストの7巻目を大晦日に読んでいたので、大晦日はテレビそっちのけでひたすら読んでいました。


ちょっと長いですけど、おもしろい小説であることは間違いなしの傑作です。


およそ170年前に連載がスタートし、いまだに読み続けられているにはやはりそれだけおもしろさとパワーがあります。



未読の方は是非読んでみてください。





こちら↓(画像をクリックで移動します)のサイトで、写真、イラスト、DJなどの作品を公開しております☆よかったら遊びに来てくださ♪