映画「小さな泥棒」 | 渋谷宙希のブログ

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「小さな泥棒」
★★★☆☆






1988年のフランス映画。


「なまいきなシャルロット」(感想はこちら)のクロード・ミレール監督による



少女版「大人は判ってくれない」


で、原作はフランソワ・トリュフォーということです。


「なまいきなシャルロット」でみずみずしい演技を見せてくれたシャルロット・ゲンズブールが16歳の早く大人になりたい少女を演じます。


ジャニーヌは万引き癖のある少女。


学校では、ジャニーヌが盗みまくるせいでロッカーの鍵を学校から配布される始末。


学校が終われば、公衆トイレで大人っぽい服装に着替えて大人用の下着を盗む、映画館でタバコは盗む、ともう盗み癖が止まらない。


ジャニーヌは伯父と伯母の元で暮らしている。


彼女の父親は母親が妊娠したと知り逃げ出した。


母親も5年前に出て行ったきり帰ってこない。


ジャニーヌは孤独を感じており、早く独り立ちがしたいと願っている。


ある日、今までの盗みの件が伯父と伯母にバレて、学校を辞めて働くことを決意。


お金持ちの家のお手伝いさん募集の広告を見て、メイドとして働きに出ることに。


ジャニーヌは映画を見るのが大好き。


休みの日に映画館で映画を見ている時に隣に座った男と親しくなったジャニーヌ。


その男は妻子のある身だったが、ジャニーヌの積極的なアタックにより付き合うことに。






ジャニーヌはその男から


もう盗みはやめてくれ


と言われ、更生するためにタイピストの学校へ通う。


しかし、その学校でコソ泥の青年と知り合い恋に落ちる。






結局、青年の夢をかなえるために必要なお金を使えている家から盗み二人で逃避行。





結局、警察につかまってしまい刑務所へ。


そこで、初めて友達らしい友達ができ、一緒に脱走するが・・・





みたいなお話。


とにかく、シャルロットが時々見せる孤独な表情がなんとも切ないんです。



この頃のシャルロットは本当に不思議な魅力にあふれているんですよね。


凄い美少女って感じではないんですけど、向こうが透けて見えるんじゃないか?ってくらいの透明感があるんです。


そして、切なさが漂っているんですよ。


当時17歳くらいだったみたいなんですけど、この切ない表情は一体どこからやってきたのでしょうか。


物語は決して幸福な結末ではないような気もしますが、そこへ至るまでの少女の心の葛藤みたいなものが凄く上手に表現されている気がしました。


親や社会に対する不満やいら立ち。


少女から大人へと少しづつ変化していく少女の精神と肉体の複雑なバランスも描かれていて、人生の中の非常に大切な一瞬を一人の少し極端な少女を通じて表現されているような気がしました。



トリュフォーの「大人は判ってくれない」と比べるのはちょっと気の毒な気もしますが、思春期の少女を描いているという点でまた違ったテイストと良さがあるなぁ、と思いました。


気になった方はぜひご覧ください。




映画のワンシーン

























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Plastic-mix 20140829








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