「ヘッセ詩集」ヘルマン・ヘッセ
★★★☆☆
久しぶりの詩集です。
ノーベル文学賞受賞作家で「車輪の下」などの小説で有名なヘッセの詩集を読んでみました。
この本はヘッセの詩集
「処女詩集」
「孤独者の音楽」
「夜の慰め」
「新詩集」
の4冊をまとめたものです。
小説は「車輪の下」と「青春は美わし」の2冊しか読んでないんですが、共通して言えるのは、
青春の苦悩
を描いた作品であるということでした。
今回読んだ詩集も小説の世界観と共通するのもが全面的に感じられました。
青春、孤独、叶わぬ恋、そして死。
それらがテーマとなっている詩が多い気がしました。
個人的にいいな、と思ったのは
「はかない青春」
疲れた夏が頭を垂れて、
湖に映った自分の色あせた姿を見る。
私は疲れ、ほこりにまみれて
並木路の影を歩く。
ポプラの間をおどおどした風が吹く。
私の後ろの空は赤い。
私の前には、夕べの不安と、
--たそがれと--死とが。
私は疲れ、ほこりにまみれて歩く。
私の後ろには、青春がためらいがちに立ちどまり、
美しい頭をかしげ、
これから先はもう私といっしょに行こうとしない。
もう戻らない青春時代への思いや、孤独や不安や死を感じさせられる詩だなぁ、と思います。
基本的に、このよおうな感じの詩が多くて、ちょっと気分が滅入っている時にはあまり読みたくないような気もしますが、こういう暗い気持ちってなんだか共感できたりします。できたい時もあるけど。
他にも
「白い雲」
という詩もよかった。
これは、割かし明るい詩で他の暗い詩と比べると前向きな感じがして新鮮な感じがしました。
「少年の五月の歌」
という詩では、少女に憧れる少年の気持ちを表しているもので、これは何と言いますか凄く共感できます。
少年は密かに少女への憧れを抱いているもんです。
「クリングゾル、影に向かって」
という詩ではまさに死をテーマにしたもので、ちょっとこわい感じでした。
「ある少女に」
では、少女の美しさをたたえつつ、全ての少女に感謝する、といった内容。
「青いチョウ」
は幻想的な情景が浮かぶ美しい詩です。
ヘルマン・ヘッセの青春への憧れというか、そのようなものは全ての作品に共通している気がします。
個人的には、この青春というテーマは自分の中にあるす創作のテーマと共通しているので、このような作品に触れることは自分の創作意欲も掻き立てられるのでうれしいです。
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