「O・ヘンリ短編集(1)」O・ヘンリ
★★★☆☆
短編小説の名手といわれるO・ヘンリの短編集を読みました。
実は初めて読んだんですが、さすがにおもしろかったです。
全ての作品にきちんと起承転結があり、ラストにはアッと驚くようなオチをしっかり用意しているところがさすがだなと思いました。
物語の内容もすごい大事件が起きるわけでもなく、普通の人が普通に遭遇しそうだけど、やはり凄く小説的なものが多く、自分の住んでいる街のどこかで同じような物語が起きているのかもしれない、と感じさせるようなものが多かった気がします。
この短編集には
「警官と讃美歌」
「多忙な仲買人のロマンス」
「赤い酋長の身代金」
など、16編を収めています。
中でも個人的に気に入ったのは
「緑の扉」
という作品です。
この物語では、冒険好きの主人公が歯科医のチラシを配っている男から歯科医のチラシとは関係のない
緑の扉
と書かれた紙を受け取るところから始まる。
これは冒険といういたずら好きの要請が、その真の追求者である自分を誘っている!
と解釈した主人公は、「緑の扉」の謎を解くべく捜査を開始。
そして、緑の扉を見つけ、その中で彼を待っていたのは・・・・・・
というお話。
いかにも、これから何かが起きますよ。
といった始まり方が凄く胸がときめきます。
そして、この物語の意外なオチもとても好きな感じでした。
他にも
「善女のパン」
という作品もよかったです。
こちらは、パン屋で働く心の優しい女性の物語。
このお店に通ういつも古くなった安いパンしか買わないお客さんと女性の物語。
このお話はラストがとっても切ない感じでよかったです。
必ず最後にオチがついているので、ついつい読みながらオチを予想してしまうのですが、なにも考えないで物語に身をゆだねるような読み方をした方が彼の小説は楽しめるかもしれません。
この短編集は第一巻ということで、とりあえず残り二冊ほどあるので、また機会をみて読んでみたいと思います。
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