「坊ちゃん」夏目漱石 ★★★★★
恥ずかしながら初めて読みました。
夏目漱石の小説は実はここ数年で読み出したんですけど、めちゃくちゃおもしろいですね!
お札になるだけのことはあります。
この「坊ちゃん」は漱石の作品の中でも有名なので、いつか読もう読もうと思いつつなかなか読めないでいました。
もしかしたら、中学生くらいの頃にちょっとだけ読んだかもしれませんが、すっかり記憶からなくなってます。
でも、いい年になって読んでわかることもきっとたくさんあると思うので、今読んでよかったかも。って思えたりします。
きっと、十代の頃とかに読んでたら、これほどおもしろいと感じることはなかったんじゃないかと思うので。
さて、「坊ちゃん」という小説についてですが
親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。
という文章から始まる小説です。
そして、この一文がこの小説の全てを表しているような気がします。
主人公の青年は東京で物理学校を卒業し、愛媛県の中学校へ赴任するところから始まります。 根が正直で、とにかく真っ直ぐな青年新任教師となった主人公が、その真っ直ぐ過ぎる性格や行動により、生徒にバカにされたり、他の教師からもバカにされたりするが、自分のやってることは間違っていない!と確信している主人公の行動は見ていてとても清々しく胸がスカっとする。
これは青春小説だと思います。
主人公の嘘みたいな真っ直ぐさが本当に青春してる。 他の教師にあだ名を付けて心の中ではそのあだ名で呼んでいる感じが好き。 そのあだ名もなかなか冴えてるんです。
坊ちゃんは自分に非があると思ったときは素直に謝ります。
そして、自分は頭が悪いと思ってます。
俺は勇気のある割合に知恵が足りない。
と、考えてるんですが、この自分を客観的に評価できるところなんて見習うべき点です。
なかなか読めなかった「坊ちゃん」を読むきっかけになったのは ターナー展(感想はこちら) を見に行ったことです。
坊ちゃんが同僚の教師と釣りに行った際、ある島にはえている松をを見てこんな会話があります。
「あの松を見給え、幹が真直ぐで、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」
「全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ」
この会話を聞いた坊ちゃんは
ターナーとは何の事だか知らないが、聞かないでも困らないことだから黙っておいた。
なんて考えてます。 このターナーっぽい松というのが
この絵の木を連想してると言われています。
漱石は絵画が好きだったらしく、様々な絵画が小説に登場しているそうです。
そういう角度から漱石の小説を読むのもおもしろそうです。
もちろん、文章の美しさは本当に素晴らしい。
とりあえずは日本人で日本語を母国語としている限り、漱石の小説は詠むべきだなぁ、と感じました。
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Plastic-Mix 20140719
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