「消えたシモン・ヴェルネール」
★★★★☆
2010年に製作されたフランスのミステリー映画。
2010年のカンヌ国際映画祭”ある視点”部門で上映された際、
ガス・ヴァンサントの「エレファント」を彷彿とさせる。
と評された作品。
高校生の連続失踪事件を登場人物それぞれの視点で描き、立体的に物語の真相が浮かび上がってくるという映画。
1つの出来事でも、それぞれの立場で体験することにより、同じ出来事でも、違う出来事のように見えてくる。
という構造が「エレファント」に確かに似ている気がした。
しかし、この映画はこの1つの出来事を多角的に描くことによって1つの謎が徐々に解けていくというミステリー形式にしているところが新しくて、おもしろいと感じました。
最初の
ジェレミーの章
は、もっとも外側から事件を見る形になっていて、ほとんどが謎の包まれている状態。物語の導入としてはかなりよくできている。
そこから、同じ時間を事件に関わっている人物の視点に切り替わり、事件のパーツを少しずつ拾っていくように映画が進んでいく。
この過程が観ている方はかなり気持ちがいい。
最初の章で全て謎だらけだった部分がどんどんと解決していく爽快感がある。
いかにも説明のためのセリフのようなものも少なくて、登場人物の行動や必要なセリフなどで謎が解けていくのも良かった。
さらに、映像も美しくて素晴らしい。
光の使い方や、闇の使い方がどれも素敵で、映像を見るだけでも価値のある作品ではないかと思います。
あと、音楽はSonic Youthなだけあってオルタナ色の強いギターが終始鳴ってて、これがまた映画の雰囲気に合ってるんですよ。
物語の冒頭で、学生の1人がSonic YouthのTシャツを着ていて、思わずニヤリとしてしまいました。
学生のパーティーのシーンでは
Killing Jokeの”Love Like Blood”がかかってるんですけど、それがまたかっこいいんです。
音楽の使い方がとてもセンスいいと感じました。
ミステリーとしても、青春映画としてもなかなかの良作でした。
気になった方はぜひ。
予告編
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Plastic-Mix 20140613
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