「栞と紙魚子の生首事件」諸星大二郎
★★★★☆
諸星大二郎は漫画好きの間では有名な漫画家さんです。
デビュー作の「生物都市」はジャンプの手塚賞を受賞。
当時
「新人にこんな凄いのが描けるわけない!」
ってことで、まだ翻訳されていないSFかなんかで元ネタがあるんじゃないか?って調べられたぐたいのインパクトを与えたそうです。
内容は生物と機械が融合していくというもので内容、絵と共にかなりのインパクトがある作品でした。
このシーン↓は漫画好きの間ではもはや伝説です。
ぱらいそさいくだー!
はもう好きな人にはたまらないシーンです。
この作家さんは、古代文明やら、民族学やら、神話やら、伝説やら、かなりの予備知識がないと内容を理解できないディープな漫画を描く方なのですが、今回紹介する「栞と紙魚子」のシリーズは、そんなディープ作家である諸星さんが少女雑誌に連載したコミカルなホラー漫画。
諸星作品の入門編としては最適の作品ではないかと思います。
ちょっと間抜けな栞と、しっかりもので古本屋の紙魚子が遭遇する奇妙な事件の数々を描いたドタバタホラーコミックです。
軽いタッチの内容なんですが、やはり諸星さんのディープな世界が反映されています。
準レギュラーのキャラクターで
クトルーちゃん
という女の子が登場するのですが、これはもちろんラヴクラフトの「クトゥルー神話」からきてます。
で、このクトルーちゃんの口癖が
テケリ・リ
というもの。これはポーですね。
栞の飼ってる猫の名前が
ボリス
これは、ボリス・ヴィアンかな?って思っているんですけど、どうでしょう。
「ラビリンス」という作品ではボルヘスの「バベルの図書館」が登場しますし、元ネタを知らなくてもおもしろいんですが、知ってるとやっぱり楽しいです。
伊藤潤二や楳図かずおのホラー漫画が好きな人にはたまらないと思います!
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