「フィービー・イン・ワンダーランド」
★★★★★
このパッケージに騙されてはいけません。
一見安っぽい子供向けのファンタジー作品に見えますが、実はそうではないのです。
この映画の主人公は9歳の少女フィービー。
フィービーは言ってはいけないことを言ってしまったり、やってはいけないことをやってしまう少々エキセントリックな少女です。
フィービーの母親は作家で「不思議の国のアリス」に関する著書を多数書いており、フィービーの家はアリスだらけ。そのせいもあってフィービーはアリスの幻想を見る夢見がちな少女となります。
両親はエキセントリックな娘に少々戸惑いながらも愛情を持って育てています。
学校では他の子供たちと違うので先生や周りの生徒たちから少し偏見の目で見られています。
ある日学校に新しい先生がやってきます。
その先生は演劇を教えてくれる先生で、かなり不思議な雰囲気を漂わせている先生です。
先生は学校の文化祭で上演する劇に「不思議の国のアリス」え選び、参加者を募集します。
フィービーは大好きなアリスを演じたいと思い、オーディションに参加しみごとアリス役を射止めるのです。
しかし、フィービーのエキセントリックな行動でアリスの役を降ろされることとなり・・・・・
という内容。
この映画は、他の子供たちと違う感性を持った少女の成長の物語でもあり、少女の家族の愛情の物語でもあります。
そして、人と違うことを受け入れ、肯定し、前に進むための物語なのです。
フィービーは少しエキセントリックなところはありますが、想像力がとても豊かで芸術的なセンスのとても優れた子供です。
しかし、協調性に欠けていて、他の子供たちと上手くやっていくことが苦手です。
このような子供はやはり周りの大人が優れている部分を認めてあげてほしい。
決して他の子供たちと同じように強制することだけはしないで欲しいと思います。
フィービーは自分自身でも他と違うことを悩み、親や先生に迷惑をかけていることに悩んでいます。
子供はその辺はとても敏感に感じるものです。
映画の中でフィービーは素晴らしい先生との出会いや、母親の愛情により、自分を認め、他者を認め、成長します。
フィービーの母親も娘にどのように接していいのか、どのように教育していいのか凄く悩んでいます。
そして、母親も映画の中で成長していきます。
この映画の中で重要な役割を担っているのが、演劇の先生でしょう。
彼女はフィービーの才能に気が付き、その良い部分を延ばそうと努力します。
この先生は子供たちに自由に演技をさせ、ほとんど指導らしい指導はしません。
子供たちから自由な発想を引き出そうとするような教育です。
フィービーが悩んでいる時、この先生はこんな言葉をかけます。
「人生を半分ほど過ぎた時、自分の中にある人と違う部分を探しなさい。そして、それこそが本当の自分だ、と言い聞かせるのよ」
実際に人生の折り返し地点を通過して今の自分にこの言葉は響きました。
人と違う部分が本当の自分なんだ。
改めて自分を肯定できた気がします。
この映画はかなり濃い内容で、個人的にはかなり良かった。
この映画の良い部分は内容の素晴らしさも当然なんですが、なんと言ってもフィービーを演じるエル・ファニングの愛らしさ!
これが素晴らしい。
少女の持つはかなさや、不思議さや、イノセンスや、美しさが凝縮されています。
さらに演技も素晴らしいし、着ている衣装も毎回かわいらしくて、それを見ているだけでも楽しめました。
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