東京美術館巡り その2
「ジャック・カロ リアリズムと奇想の劇場」 国立西洋美術館
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東京都美術館で「バルテュス展」を観てそのまま、近くにある国立西洋美術館で開催中の「ジャック・カロ展」へ行ってきました。
ジャック・カロは1952年フランス・ロレーヌ地方出身の版画家です。
イタリア滞在中にはかのメディチ家の宮廷付き版画家として活躍するなど華々しい経歴の持ち主。
卓越した版画の技術に加え独自に開発したエッチング針を使用することによってとても細密な表現が可能となり、エッチング技術に革命をもたらしたとも言われている。
その卓越した技術により描き出される版画の世界がまたとても独特で、幻想的な作品が多く、もう技術に圧倒されるやら、世界観の素晴らしさに圧倒されるやらで、最初から最後まで圧倒されっぱなしでした。
自分も下手ながらも少し絵を描くので、線に対するこだわりというのは少しは持っていますが、カロの描く線はどの線をとっても素晴らしく美しくて、1本の線を見るだけでため息が出るほど美しくて感動してしまいました。
これは、少しでも絵を描く人であれば間違いなく感動できると思います。
そして、その美しい線を掛け合わせて光や影を描き出して、立体的で細密な世界を描いている。
版画ですからベタ塗りのはなく、全てかけ網で描かれているので1本1本の線が全てに意味があり、全てに美しさが現れていました。
感動もんですよマジで。
さらには、その描き出す世界観です。上の絵のような幻想的な絵や宗教的な絵が多くて、このような世界観が好きな人にもたまらないものがあると思います。
幻想的な作品以外にも、戦争をテーマにしたもの、道化やジプシーなど当時虐げられていた人々をテーマにしたもの、使えていたメディチ家をテーマにしたもの、などなど様々なテーマで作品を描いている。
テーマは様々でもカロの持つ独自の世界観は全ての作品に共通していて、どれも1枚観るのに凄く時間がかかりました。
会場では入り口で虫眼鏡を置いていましたが、この細密な絵を観るために虫眼鏡を借りればよかったと途中で後悔してしまいました。
現在、国立西洋美術館では「非日常からの呼び声」という企画展を同時に開催中でした。
この展覧会は作家の平野啓一郎がキュレーターを勤めたコレクション展です。
平野啓一郎といえばデビュー当時
三島由紀夫の再来
とかなんとか言われていた作家さんので、その噂のデビュー作は読ませてもらいました。
「日蝕・一月物語」
個人的には、小説はそんなでもなかったんですが、この展覧会はなかなか楽しめました。
小説を書いてる人だけあって、物語性のある芸術作品が多く、非日常性が強く感じることができるおもしろい展覧会でした。
こちらも合わせて観れる今がチャンスです!
どちらの展覧会も国立西洋美術館にて6月15日まで開催中です。
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