★★★☆☆
ブコウスキーの自伝的小説「勝手に生きろ!」の映画化。(小説「勝手に生きろ」の感想はこちら)
先日観た「オン・ザ・ロード」の件があったので、この手の小説の映画化は結構厳しいのかもなぁ~、なんて思ってあまり期待しないで観ました。
結論から言えば
悪くはない
と言った感じでした。
とは言え「オン・ザ・ロード」を観たあとだったので、少しは良く感じましたね。(「オン・ザ・ロード」の感想はこちら)
基本的に物語らしい物語はなく、主人公チナスキーが各地を転々としながら、仕事をしてはクビになる。これの繰り返し。
「オン・ザ・ロード」もそうなんだけど、この手のロードムービーといいましょうか、アメリカン・ニューシネマ的な映画というのは物語がない分、無意味なシーンがとても大事なんじゃないかと思うのです。
意味のないシーンが大量にあるとなんか意味が出てくる。みたいな。
タランティーノの映画なんて一見無意味な会話が延々と続いたりするけど、あの無意味な会話が映画のおもしろさに繋がってる気がするのですよ。
ブコウスキーの小説も無意味なシーンのオンパレードで、それが小説のおもしろさになってるのではないかって感じるわけです。
しかし、映画になると無意味なシーンばかりというわけにはいかないようで、「オン・ザ・ロード」の映画は、全てに意味をつけようとしたから失敗したのかな、なんて思う。
もちろん、小説と映画は違うから小説の手法はそのまま映画にはできないし、監督としては自分のオリジナリティも出したいんだろうな、って思うんだけどね。
これは、「もっと無意味でもいいいでは?」と少し思いましたが、割と原作のテイストを映画化するのに成功してる方かな、と思いました。
この映画でよかったのは主演のマット・ディロンかな、と思います。
もうすっかり太ってね。よかった。なかなかチナスキー役が様になってましたよ。
腐った生活を送っているのに、自分に才能のようなものがあると信じてものを書き続けるチナスキーの孤独な姿をな上手に演じていたように思います。
ブコウスキー関連の映画でいうと「ブコウスキー・オールドパンク」っていうドキュメンタリー映画があるみたいで、それが観たいなぁ~って思います。
「ブコウスキー・オールドパンク」予告
「酔いどれ詩人になるまえに」予告
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