★★★☆☆
ベルナルド・ベルトリッチ監督・脚本による1970年製作の映画。
ベルトリッチの映画は「ラスト・エンペラー」や「リトル・ブッダ」などを観ていたが、今回観た「暗殺の森」は今まで観たベルトリッチ作品とは一風違った印象のある作品だった。
物語は第二次世界大戦前夜のイタリア。
主人公の哲学講師マルチェロは少年時代に起こしてしまったある事件が心の中にトラウマとして残っており、その苦しみからファシズムを選択する。
ファシズムに席巻されたヨーロッパの退廃を描いた映画。
しかし、ただのファシズムを描いた映画ではどうやらなさそうです。
マルチェロが恩師である哲学の先生に電話をするシーンで使われる電話番号は当時のジャン=リュック・ゴダールの電話番号だったそう。
この映画はゴダールの影響を受けていたベルトリッチによるゴダールからの開放もテーマになっているようです。
映画の中ではアールデコ風の家具や建築が数々登場しますが、個人的にはそれらの調度品などに目がいってしまいました。
どれも、とても素敵でうっとりしちゃいます。
さらに、この映画に登場する女性はとにかく美しい。
中でもアンナという役を演じたドミニク・サンダの美しさは目を見張るものがある。
哲学者が主人公なだけあって哲学関連のエピソードもいくつか登場し、最近哲学の入門書を読んだ自分としては、その辺も楽しめました。
政治や思想や哲学といったテーマを盛り込みながら、エンターテイメントとしても観れるし、演出の素晴らしさで芸術性も確保しているという、なかなか優れた作品です。
しかし、なんで★が3つなのかというのは、もはや個人の趣味の問題でしょうね。
いい映画だと思うけど、個人的にはそんなに好きって感じでもなかったとういのが理由です。
予告編もなかなかに美しいですよ。
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