「明るい瞳」
★★★★★
なんとなく、テキトーに借りた映画ってだいたいハズレが多いんだけど、これはめっちゃ好きな感じの映画やった!
女性がハンカチにアイロンをかけているシーンから始まるんだけど、そのシーン観ただけで
「あ、これはいい映画だ」
って直感した。
まず、全てのシーンに共通して言えるのが
色の美しさ
これは、本当にため息が出るほど美しいの。
着ている洋服の色、壁の色、家具の色
中でも、森や草の緑の色がとても美しい!
そして、肝心の内容なんですが、これまた素晴らしくいい!
物語は少々エキセントリックな女性であるが、兄と兄嫁と3人で暮らしている。
エキセントリックすぎて、なかなか周りの人たちには馴染めずに、兄嫁や町の連中とはなかなか上手くやっていけていない。
そんなある日、兄嫁の浮気現場を目撃してしまい、兄嫁と取っ組み合いの大喧嘩。
その結果、町を飛び出し旅に出る。
目的地は父親のお墓があるドイツの小さな村。(映画はフランスが舞台です)
初めての一人旅。
初めての外の世界。
なにもかもが新鮮に写る世界の中で自分の居場所を探す。
って感じです。
この映画を観ていて驚いたのは、物語の前半である兄と兄嫁と暮らしているシーンでは様々な言葉が飛び交っている。
あまり気持ちのいい言葉は少なく、主人公にとっては少し気の滅入る言葉が多い。
しかし、旅へと出る物語の後半は急に言葉の数が激減する。
特にドイツに着いてからは主人公がドイツ語がしゃべれないという理由もあって会話はほぼゼロになるのだ。
そして、ここがこの映画の一番おもしろいところで、物語の前半は言葉の数が多い。しかし、人間関係は希薄で、主人公からしたら心を通わすことができない日々が描かれている。
逆に物語の後半は言葉の数はどんどん減っていくのだけれど、旅先で出会った人々、特にドイツで出会った青年とは深く心を通わせていく。
言葉があるのに通じない心と言葉はなくても通じ合う心をとても美しい映像と共に描いたのがこの映画なんだろうと思った。
なんとも不思議な心地よい映画でした。
映画全体の完成度はとても高く、この映画があまり世間で知られていないのが本当に不思議なくらいだった。
やっぱりたまには知らない映画をテキトーに借りてみるのも大事ですね。
気になった方はぜひ観ていただきたです!
本当にオススメの1本。
予告編
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