映画「ユマニテ」を観る | 渋谷宙希のブログ

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今月からできるだけ映画や読書の感想は1作ごとに書こうかと思う。

まとめるとちょっと読むのも大変だし、そのつど書いた方が更新回数も増えるしね。

とい、いうわけで今月最初に観た映画は第52回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞した1999年のフランス映画「ユマニテ」です。

あまり予備知識もないまま観たんで、いきなり映し出されるショッキングな映像にちょっとビックリしてしまったけど、観てるうちに

「あ、この映画好きかも」

って思えるようになってきた。

物語の冒頭は凄く引いた視点で草原が映し出されている。よーく観るとその草原を人が歩いているのがわかる。

ひたすら歩く人。

その人はおじさんで、もくもくと歩いたと思ったら急にぶっ倒れる。

死んだのか!?と思ったら、何事も無かったかのように立ち上がり再び歩きだす。

その後に映し出されるのが、少女の遺体。

おじさんはどうやら刑事で、あまりにも残酷な現実を見てショックを受けたのだった。

この物語はこの殺人事件を中心に警察官の心の動きを描いた内容になっている。

主人公の警官は警官にしてはあまりにも純粋である意味では無垢な心の持ち主として描かれている。こんな人がよく警官なんか務まるな。と思えるほど。

しかも、彼は数年前に妻と子供と死別しているようだ。

心に深い傷を負った警官が少女を殺した犯人を追う。

物語のもう一つの軸となるのは、警官の近所に住んでいて、工場で働いている女性。

女性は少し頭の悪そうな彼氏がいる。

そして、その女性と警官はなぜかとっても仲良しで、その女性と彼氏のデートに警官も付いていったりする。

警官もひそかにその女性のことが好きなのかな?って思わせるシーンがあって少し複雑な関係があるのだなぁ。と思える。

映画の前半はほとんどがその3人で遊んでいるシーンに終始している。

殺人事件は一向に捜査が進まない。

セリフも少なく、登場人物の心理描写もない。

しかし、それらを全て映像で物語っているたりがフランス映画らしい。

ハリウッド映画ならセリフなんかで全部説明しちゃいそうな部分も一切の説明はなし。

個人的にはこんな感じの映画は好きだ。

映画は映像の芸術だと思ってるから、やはり映像で見せてほしいと思う。

セリフがない分見ている人に様々な想像を膨らませられるような作品だった。

主人公である警官の心が美しい映像と共にゆっくりとした物語の中で動いていく様が素晴らしかった。



















映画も音楽も好きな私の最新DJ-Mixは春っぽい感じに仕上がっております♪
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