2013年の貿易統計を見てみると、
輸出額が69兆7741億円(9.5%増)に対し、
輸入額は81兆2425億円(14・9%増)だった。
輸出額は過去4番目の数字だったが、
それ以上に輸入額が伸び貿易赤字を拡大した。
輸入が伸びているのは2011年の震災以降、
燃料を高値でつかまされているのと円安が原因だ。
原発が停止していることで原油やガスに頼らざるを得ない。
日本は資源を持たないため、資源国から足元を見られているのだ。
経済3団体は5月末に共同でまとめたエネルギー政策に関する緊急提言で、
原発再稼働へのプロセス加速を要望した。
これから需要の増える夏が来る。
震災以降、節電や工場の稼働をずらしたりして、
供給を超えないように工夫してきた。
電炉やガス、鋳物など素材系の産業は多くの電力を消費する。
電力料金の値上げでコストが増加した分を価格転嫁できず、
電力消費型の産業は収益を圧迫している。
なかでも、アルゴンなど産業ガスは電気料金がコストの40~50%を占める。
価格上昇分を顧客に負担して貰えるのは、70~80%程度だという。
電力会社も燃料の高騰に苦しんでいるものの、
夏の電力需要に応えることはできると思う。
しかし、このままでは大手は海外移転を進め、
国内の雇用は失われる。
そして、中小企業の中には電気料金の値上げに耐えかねて、
夏を乗り切れない所も出てくるのではないか。