出版会社と来年出版する本の打合せをした。
開業本はたくさんあるが今回出版する閉店に関する本はまずないでしょう。
閉店に関する本だとタイトルがマイナス的だとご指摘されそうですが、開業するにあたってのリスク軽減の仕方や経営者なら知っておくべきことを伝える内容です。
飲食店においては開業して3年で7割は閉店して10年で1割しか続けられていないといわれる中、特に個人の開業者はリスクの軽減や店舗を賃貸契約する際に交渉すべきことを知らない方が多いです。
誰しも店をオープンするのに何千万も借金して、閉店を考えている方はいないです。
繁盛店を目指して店を開けるのですが、いざ開けてみると予想した売上より低い場合が多々あります。
逆に予想よりはるかに売れた場合は嬉しい悲鳴ですが。
売上が低い場合、経営者はあの手この手を使って売上をあげようと努力します。
生活がかかっているので、なんとかしようとする気持ちは雇われ店長とは本気度が違います。
思うように結果がでずに壁にぶつかることはしばしばあります。
自分でやりつくした場合に、知り合いの経営者やコンサルに相談することもあるでしょう。
さらに売上を上げる為に経費がかかる場合もあります。
もちろん結果が出ればいうことはないですが、リスクは誰もとってくれません。
私がいつも言うことですが、出店も閉店も全て経営者のみが判断することです。
詳しい話はまた別の機会に話しますが、私の場合も売上がいかず10%20%上げればいいレベルの話ではなく、毎月大きな赤字をだしました。
開店より閉店の方が大変です。開店は前向きな話ですのでワクワクしながら進められますが、閉店は後ろ向きな話になるので、お金のことや従業員のこといろいろクリアしなければいけない問題も山積します。
結婚と離婚によく似てるなと思います。(離婚経験者からよく離婚の方がパワー使うと言われるので)
私も閉店するかどうか悩んだ時期があり、ある講演に参加した後個人的に相談したところ、東証一部の某外食企業の創業者から撤退も勇気ある決断が必要と言われました。
結果その通りだと思いました。
あらゆる努力をして店を持ちなおすことが望ましいことですし、そうありたいです。
しかし毎月の赤字額にもよりますが、止めるタイミングも見失うと自己破産になります。
軌道修正の出来るうちに判断が必要なのです。
まず辞めるのにもお金はかかります。
結構不動産の賃貸契約を把握していない方が多いのですが、解約予告は6ヵ月前とか3ヵ月前とか記載してありますので、やめようと思ってもすぐには辞めれません。家賃がかかるのです。
そして原状回復義務があり契約書にもよりますがスケルトン渡しにすれば何百万と費用がかかる場合もあります。さらに保証金の償却でもあれば戻ってくるお金も少なくなります。
誤解のないように言いますが、閉店をすすめている理由ではありません。
ただ閉店も選択の一つに入れられている状況であれば、辞めるのもお金がかかるので判断するタイミングは重要というお話です。
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