グースバンプス#8 図書館の怪人 | プラネタ旅日記

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児童書専門古本店プラネタ(無店舗)の管理人が細々~となにやら呟いております。大半は読書記録。時々頭の悪さと猫馬鹿具合を炸裂させてます。

R.L. スタイン, R.L. Stine, 豊岡 まみ
図書館の怪人
内容(「BOOK」データベースより)
ルーシーはモンスターの話をするのが大好きだ。いつもモンスターの話ばかりするので、家族も、友だちも、みんなルーシーのモンスター話にうんざりしていた。ところが、ある日、ルーシーは本物のモンスターを見つけてしまった。図書館の司書がモンスターだったのだ。でも、ルーシーはいままでモンスターの話をしすぎた。悲しいことに、だれもルーシーの話を信じてくれない。モンスターはルーシーを知っている…。モンスターはルーシーに…。

8月3日の記事 「グースバンプス」の8巻。

図書館にあったのを借りてきました。

今頃になって気づいたのですが、図書館にあったのはソニーマガジンズ刊。書店で見かけて、面白そうだなと思ったのは岩波書店刊でした。


↓こちら、ソニーマガジンズ刊の8冊↓


『グースバンプス1 死の館にようこそ』
『グースバンプス2 地下室には近づくな』
『グースバンプス3 モンスターブラッド』
『グースバンプス4 死を招くカメラ』
『グースバンプス5 ミイラの呪い』
『グースバンプス6 透明人間になろう!』
『グースバンプス7 人形は生きている』
『グースバンプス8 図書館の怪人』


図書館にあったのは、8巻の「図書館の怪人」のみ。

いきなり8巻を読んで内容が分かるのか……?と思いつつ、試しに借りてみましたら、単独作品でした(笑)

ラッキーです♪

狼少女ならぬモンスター少女のルーシーが、ある日、本物のモンスターを見つけてしまいましたが、あまりに毎日モンスターモンスターといい続けたせいで、誰も信じてくれません。

両親は勿論、弟も、友達さえ信じてくれません。

証拠を納めようとカメラを持ち出しても、肝心のモンスターが映らず。

隠れていたルーシーはとうとうモンスターに見付かってしまい……!!!

小学校低学年で十分読めるくらい、簡単で単純な文章です。

ちょっと別の本の世界にどっぷり嵌ってしまって、抜け出せないままぼーっと読み始めたのですが、気がつけばあっと言う間に手に汗握る展開!

え、これからどうなるの?

と思ったら、思いもよらぬ結末が用意されていましたよ!

思わず、「え?」と、何ページか遡って読み返してしまいました(笑)


昔……中学生か高校生の頃、コバルト(雑誌)のショートショートに似たようなお話が載っていて、それをすごく面白いなぁと思って読んだ記憶が甦りました。もうタイトルは忘れてしまったし、作者さんも、読者の投稿作品なので全く覚えていませんが、評価がすごく良くて、私も読んで「そうきたか!」とかなり気に入った作品でしたが、それと似た結末です。


狼少年は、最後、狼に食べられてしまうでしたっけ。(←ちゃんと読んだことがありません)

ウソップは、ちゃんと信じてもらえましたよね♪

ルーシーも、最後はちゃんと信じてもらえます。

でも、「信じてもらえる」「信じてもらえない」の問題ではない結末で……。

うーん、そうか、そうくるのかー!

むしろモンスターの方がかわいそうなのでは?と思ってしまうくらいで(笑)


このシリーズはきっと、大体がこんな雰囲気なんでしょう。

暇つぶしにはかなりもってこいだと思いますし、秘密や冒険、恐怖、幽霊、怪人、モンスターと、男の子も喜びそうな要素があります。

図書館に全巻揃ってないのは……かなり惜しいですね。

リクエスト入れてみようかな♪



↓こっちは岩波書店刊↓

R.L.スタイン, 照世, 津森 優子
ゴースト・ゴースト

1巻:恐怖の館へようこそ
2巻:呪われたカメラ
3巻:人喰いグルール
4巻:ぼくの頭はどこだ
5巻:わらう腹話術人形
6巻:鏡のむこう側
7巻:地下室にねむれ
8巻:ゴースト・ゴースト
9巻:となりにいるのは、だれ?
10巻:鳩時計が鳴く夜