あしながおじさんと村の学校。 | プラネタ旅日記

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児童書専門古本店プラネタ(無店舗)の管理人が細々~となにやら呟いております。大半は読書記録。時々頭の悪さと猫馬鹿具合を炸裂させてます。




I LOVE 古本屋!!


今日は仕事帰りに古本屋に寄ってみました。

古本屋にいくのは久し振り~!のような、気がします。


店内をうろうろうろうろうろうろうろうろ買うのか買わないのかはっきりしろ!と店員さんに苦情を言われそうなくらいじっくり物色して、発見したのがこの2冊。


岩波書店 赤156 「あしながおじさん」

角川書店 MY DEAR STORY 「村の学校」


岩波書店のこのタイプの本を今も置いてるお店、多分、ここしかないと思います。(市内では、ですよ)

茶色くて黄ばんでて、すごーーーーっく素敵に可愛いんですvvvv

見つけたときは大興奮!!!

うわっ!こ、これはっ!!

と、手に取らずにはいられません。

買う!絶対買う!

って心に決めて、絶対誰にも譲らないぞとばかり、胸に抱きしめて。

そうだ、お値段は?って気付いたのはそれから数分後でした。

値札はなく、巻末に\200-と鉛筆で書き込んであります。

200円。

消費税入れても210円。

いいですよ。全然問題ないですよ。買いましょう買いましょう!


次に見つけたのが、最近めっきり古本屋でも見かけなくなった角川の、この可愛いギンガムの表紙!

小・中学生の頃、図書館にどっさりあって、ぱらぱら借りたのを覚えています。

この表紙をどっさり自分の本棚に並べたいな~なんて思ったこともあります。

数年前までは古本屋でもよく見かけましたが、最近はあんまり見かけなくなりました。

「村の学校」を買ってしまったら、「村の日記」「村のあらし」も買わずにいられなくなるなぁ、どうしようかなぁ……と迷いつつ、結局は買ってしまいました……。

これから頑張って、このギンガムを探します。


面白いのは「あしながおじさん」なんです。

昭和8年8月5日第1刷発行、昭和41年9月20日28刷発行のこの本。

表紙は「あしながおじさん」ですが、ひとたびめくればそこに並ぶのは「あしながおぢさん」!

しかも、ジルーシャ・アボットはヂルーシャ・アボット。

ジュディはヂューディ。

「し」に濁点ではなく「ち」に濁点。

私の中で何かが急上昇しました……。

「~してしまう」→「~してしまふ」

「~しましょう」→「~しませう」

「~でしょう」→「~でせう」

「~しています」→「~してゐます」

「~してしまった」→「~してしまつた」

「おはよう」→「おはやう」

因みに、「ジャービー坊ちゃん」は「ヂャービー坊ちやん」です。

漢字は旧書体、振ってあるルビも、例えば「大學」なら「カレヂ」、「十歳」なら「とを」、「天頂山」なら「スカイヒル」、「正餐」なら「デインナー」……。


これはもう、面白いこと間違いありません。

内容は勿論のこと、使ってある漢字や片仮名や言葉遣い、どれをとっても面白そう!

……ああ、「あしながおじさん」は集める気じゃなかったはずなのに……、これで何冊目でしょうか……。

最近は「小公女」の未入手のものがなかなか古本で発見出来ないので、ついつい別のものばかりを集めてしまいます。

困った困った……。


因みに、学研小学生文庫の「ビーチャと学校友だち」「月世界旅行」「メアリー=ポピンズ」「空に浮かぶ騎士」も入手しました。

こちらは、その内、忘れた頃に整理して(と言うか今、たまってる未整理分が終わったら)upしたいと思います。

……ん~でも「メアリー=ポピンズ」は好きなのでもしかしたら手元に残すかも知れません(笑)これも何冊目でしょうか……。