きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏 | プラネタ旅日記

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児童書専門古本店プラネタ(無店舗)の管理人が細々~となにやら呟いております。大半は読書記録。時々頭の悪さと猫馬鹿具合を炸裂させてます。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
きいてほしいの、あたしのこと〈特別編〉-ウィン・ディキシーのいた夏

私が利用しているレンタルショップでは、第二・四火曜日に100円セールをします。

CD、ビデオ、DVD、新旧問わずどれでも100円。

勿論、しょっちゅう利用します。

先週の火曜も、仕事帰りに行ってきました。

新作や人気のものは既に全部レンタル中。あるのは、旧作ばかりです。

その中から、面白そうな作品を探し出してみるのが大好きです。

あまり疲れずに見えて、面白い作品ってないかなーと思いつつ、商品を見ていて、ふと、目に入ったのがこのDVDのジャケットです。

自転車に乗った女の子と、その横の犬。

私は子供や動物の出てくる作品が好きなので、内容も確認せずに借りてきました。


さて、自宅に帰って、夕食を食べながらどれか見よう……と、借りてきたものを並べて見ると、見えた文字が「きいてほしいの、あたしのこと」。

はて、そんな作品借りたかな?と一瞬考えてから、ああ、あの自転車の女の子のか、と思い当たったわけですが。

「きいてほしいの、あたしのこと」……。

どこかで見たようなタイトルです。

そんな本を、図書館で見かけて、一度か二度、手に取ったような……。

amazonで検索したら、やっぱりそうでした。

ケイト・ディカミロの「きいてほしいの、あたしのこと-ウィン・ディキシーのいた夏」です。

図書館でこの本を手に取りつつ、いまだ借りたことがないのは理由があります。

副題の「ウィン・ディキシーのいた夏」です。

「いた夏」

……何で過去形なんだろう?

結局、いなくなっちゃったってことなんでしょうか、それとも、過去を回想したお話なんでしょうか。

いなくなっちゃうんだとしたら、何だか寂しいなぁ……、寂しいお話は読みたくないなぁ……と(笑)


でも、折角借りたので、DVDは見ました。(昨日ですが)

主役(オパール)を演じる女の子(アンナソフィア・ロブ)、どこかで見た顔だなと思ったら、「チャーリーとチョコレート工場」に出ていた子でした。……役柄の名前は忘れてしまいましたが、いつもガムを噛んでいて、一番でなければ気がすまない子です。

オパールが買い物先で出会った一匹の犬と、移り住んだ町で出会う人々とのふれあいを描いているんですが、見やすくて分かりやすくて、なかなかよかったです。すごく感動!と言う作品ではないのですが、「悲しみ」の味のするキャンディや、罪の数の瓶など、よかったと思います。


読書は嫌い!と言う子供でも、映画やアニメはよく見ますよね。

私は基本的には、映像化反対派なのですが(笑。だって、大体は裏切られる結果になるから……)、よい形で心に残る作品を見るチャンスがあるのは、良いなと思います。

映画を見て、面白いと思うことがきっかけで、原作を読んでみよう、関連作品を読んでみよう、と言う動機になるかも知れませんしね。

ケイト ディカミロ, DiCamillo Kate, 片岡 しのぶ
きいてほしいの、あたしのこと―ウィン・ディキシーのいた夏

内容(「BOOK」データベースより)
スーパーの中で出会った、おかしな犬ウィン・ディキシー。さみしがりやで、笑った顔がとくいで、びっくりすると、くしゃみがでるの。ウィン・ディキシーのおかげで、ひっこしてきたばっかりの町で、あたしにはすてきな友だちができたわ。そして、パパとも―。アメリカ南部、フロリダの小さな町を舞台に、いやされないさみしさをかかえた少女が、犬とのふれあいをとおして人のいたみを知り、心をひらいて父親とのきずなをとりもどしていく…。あたたかな感動の物語。