生ごみを制する
日本全国で私たちが出す「生ごみ」は年間推計で約2,842万トン。
あくまで推計値ですが。
全体量は正確に把握できないにしても、大抵の自治体で、少なく見積もっても一般廃棄物に占める生ごみの量は約40%だそうです。
40%を占める生ごみを減らすことが出来れば、ごみを半減させることも出来る。
では私たちはどのように生ごみの削減に取り組むことが出来るのでしょうか?
生ごみを土に返す
家庭で出る生ごみを堆肥にして土に循環させる生ゴミコンポスト。
容器の中に生ごみと土、もしくはボカシを混ぜて入れていくことで、発酵され分解。
捨てればゴミですが、再利用することで資源へと生まれ変わります
色々なコンポスター
自治体によってはコンポスター(コンポストを作る容器)の購入に助成金が出る場合がありますのでチェックしてみてください。
私の地元岐阜県関市でも、バケツ型でゴミ汁を抜くことが出来るタイプのものが助成金が出て半額で購入できました!
二台体制で回しています。
初心者の方用に、セットになったこんなものも↓
関市型ダンボールコンポスト「newグリーンダンボくん」200円だそうです
回転式の密封タイプなど、色々なタイプがありますので、自分の生活スタイルに合わせて選んでくださいね。
コンポストの作り方
小さく刻んで生ごみを入れる
細かくしておくことで、コンポスト化されるまでの時間が短くなります。
水分が多すぎると悪臭の原因になるので(かといってカラカラでは発酵がすすみません)多少しっとりしている程度にしておきましょう。
上から土もしくはボカシを被せる
水分を吸収し、悪臭を防ぎ、微生物がコンポスト化を進めてくれます。
生ゴミよりは少ない量で、毎日のごみに対して目安は二握り位を振りかけます。
発酵させる
これを繰り返しながら容器いっぱいになるまで足していきます。
かき混ぜて発酵を速めても良いですし、嫌気発酵で蓋をして放置でも大丈夫です。
季節や管理方法にもよりますが、1ヶ月ほど熟成させましょう♪
我が家はゴミ汁を下から抜き取るので、かき回しはせずに放置。
このゴミ汁は100倍くらいに薄めて液肥として作物にかけます。
私の感覚では、このゴミ汁の匂いは、東南アジアの路地裏を思い出します(笑)
人間のサプリメントでも、粉末があったり、錠剤があったりドリンクタイプがあったり、そんな感じで穏やかに長く効くもの、即効性のあるものと使い分けしてみてください
生ゴミ堆肥の使い方
生ゴミ堆肥は、種や苗が直接堆肥に触れないようにしてください。
畑や庭がある方は元肥として畝や通路に投入して埋め込みます。
植木鉢やプランターの場合は、生ごみたい肥だけを入れて苗を植え付けるのは養分過多になるので避けた方が良さそうです。
土と混ぜて使ってくださいね!