仕事のこと | Plan B -腎がん罹患後の記録-

Plan B -腎がん罹患後の記録-

発覚から手術までの体験とその後の人生再設計を記録していきます。

・復帰してから早一年超。のっけからなんだが、毎日のようにどうやったら辞められるかばかり考えてしまっている気がする、笑。

 

・もちろん辞めるだけならいつだってできるのだが、先立つものなしには簡単には動けない。思いつく選択肢は、①現在の職種で転職する、②いっそのこと他業界に飛び込む、③社内転職(異動)を狙う、④先々どうなるかわからないので何とか45歳を目標に持ち堪える、の4つほど。因みに、いまのところ、定年まで勤めあげるという考えは全く持っていない、笑。

 

・幸いにも(!?)専門職に近い職種であるため同業他社への転職は、給与等の条件に拘らなければさほど難しくはない(はず)。とはいえ年齢を重ねるごとに間口が狭くなっていくのは間違いないので業界環境を横目で見つつも急いで動くに越したことはない。その意味で、①は即座に行動に移せて比較的早くに新天地で軌道に乗せられる可能性の高いもっとも現実的な選択肢なのだ。

 

・それではいよいよいざ行動!と思ったところで術後1年の身で果たして転職が可能なのかという疑問が湧いてきた。そもそも治った気になってていいんだっけ!?と自問自答。

 

・万が一、転移再発でもみつかれば転職先ではなかなか難しい立場に立たされると考えるのが普通だ。逆に、今の会社であれば2年程度は会社に迷惑を掛けながらも世間的には手厚いサポートを得られるはず(傷病休暇、死亡保険等)。

 

・また専門職的であるが故に転職先の候補は数社に限られるというのが実情。病気を理由に断られてしまっては、それこそ先々の選択肢を狭めてしまう。もちろん、熱き思いをもって臨めば道は開けるかもだが、後ろ向きな動機ではそもそも採用してくれるはずがないよねと再び反省。結局、冷静に現状を分析できていないのか、臆病になって動けないのか自分でも正直よくわからない。

 

・嫁には予てより運用で生計を経てる、カフェを始める、農業にチャレンジするのどれか一つでも言い出したら全力で止めてくれと伝えている、笑。どう考えても、自分にとっては現実逃避でしかないし、そんなんでうまくいくわけがないからだ。

 

Steve Jobsの名言が頭をよぎる。“If today were the last day of my life, would I want to do what I’m about to do today.”。自分は結局、何をしている時が一番楽しいんだっけ?もともと今の職に就いたのは(少なくとも当時は)社会の役に立ち且つ自分の興味と特徴も活かせると思ったから。

 

・幸いにも、当社もようやくワークライフ・バランスに本気で取り組みだしたようだ。取り敢えずは、募るストレスの解消に注力することにしよう。