<我慢>
・なにも良い年こいて聞かん坊になったというわけでは決してない、笑。単純に、先々のための我慢はほどほどにして「元気なうちにいろいろ楽しんでしまっておこう」と考えるようになったということだ。
・早い話がお金のことで、これまではなるべく将来のためにと貯金に励んでいた面がある。というのも、(当社は)いろんな意味で何歳までまともに働けるかわからないし、かといって年金支給開始年齢が果たして65歳で本当に留まるのかは甚だ疑問。子どもの教育費だって、「お金がないから受験は国公立しかだめよ」と、小学生の頃から口酸っぱく言われるような家庭にはしたくはなかったのだ(ウチがそうでした)。
・結果、よくわからないので「今後の選択肢を増やすためにキャッシュで積んでおく」というのは至極当たり前の判断だと思うのだが、嫁にしてみればどうやら嫁の友人ほど“ウチ”が外食にも海外旅行にも行っていないのが不満らしい。そもそも車も家も持っていないというのが、なんだか貧しい気分にさせてしまっているようだ。
・これについては常々喧嘩の種となっていたのだが、こちらは「自分の方が100%正しい」という確固たるロジックと信念があるので折り合えるわけがない。が、病気になって、いろんなことが「まあいいや」となってしまった、笑。
・仮に、不幸にも嫁と子どもだけになったとしても、現在の預貯金+保険金+推定年金だけで十分なんとかなるはずという計算が立った。もちろん、自分以外はみな健康で且つ義理の両親と同居するといったいくつかの条件付きではあるが。
・一方の自分はといえば、半年/一年ごとの検診結果にびくびくしてしまうくらいの状態なので、70歳以降も元気に生きているイメージなんてまるで湧かない。つまり、長生きリスクなんて、少なくとも今時点で考える必要なんてないのだ。
・なにも貯金が趣味ではないし、いつだってアリさんよりキリギリスに憧れる側面はある、笑。ということで、周りの人に「どうしちゃったの?」と心配されない程度にプチ贅沢を楽しんでしまっていいんじゃあないかと考えを改めることにした。これなら嫁の不満も(多少は)晴れて一石二鳥だ、笑。
・とはいえ住宅購入はタイミングが悪い気がするし物欲もさほどではない。やっぱり、てっとり早くは海外旅行だ。もともと旅行は夫婦揃って大好きだし、子どもにとっても大切な思い出になるはず(3歳じゃあ覚えていない!?)。これまで3泊にしていたところは4泊に、ホテルもワンランク上のクラスとすればあっというまに普段の2倍の金額となる。やっぱりお金は使うために稼ぐんだよねと自分に言い訳しながら、次はどこに行こうと考えるのが週末の楽しみとなった。
・実は、先ごろ退院後初めて休暇をとってタイのリゾートに行ってきた。入院中に「いつかは行きたい一生に一度だけの旅」を読んで、無性に南国のビーチに行きたくなったのだ。次の分も早々にチケットだけは予約済み。半年に一度のペースで旅行を楽しめられれば、案外仕事は思ったより長く続けられるかもしれない、笑。