退職時期? | Plan B -腎がん罹患後の記録-

Plan B -腎がん罹患後の記録-

発覚から手術までの体験とその後の人生再設計を記録していきます。

・癌が発覚してから暫くは仕事を続けられるかどうかを心配していたが、入院中はむしろ「いつまで働かなければならないか」ばかりを考えていた。早い話が、先立つものはお金ということである。

 

・現在の仕事(職種)は望んで就いたもので、幸いにも自分に合っていると思うし、今でも(いつもではないが)エキサイティングな業務と感じている。が、あと10年続けられるかと訊かれるとなかなか厳しい。

 

・例年と同水準のパフォーマンスを得るためだけでも労働強度は確実に高まっているし、結果に対するプレッシャーもうなぎ昇り。ストレスの観点からは、免疫機能にマイナスでしかない、笑。

 

・またこの歳になると将来的なマネジメント職への移行も意識しなければならないのだが、そのためには更に頑張って高い実績を出さなくてはならない。仮に課長になったところでベースサラリーが1割程度上がるかわりに労働時間とストレスは3割増だ。もちろんその後のキャリアも開けてくるので病気になる前はどうしたものかと考えていたのだが、今となっては全く興味がない。

 

・辞めるタイミングは大きく3つある。45歳と50歳と50歳代前半だ。45歳は年金(退職金)の水準が大きく変わるタイミング。50歳は早期退職制度の適用開始年齢。50歳前半は出向に伴い給与水準が現在の6掛けとなる時期だ。

 

・そもそも、このご時世で会社が10年、20年後も同じ姿で残っていると考える方が非現実的なので今の制度をあてにしても仕方ないのだが、いずれにせよ今後は健康状態と収入とストレスのバランスの中で最適解を導き出さなければならない。腎臓癌の原因は定かではないが、ストレスはやっぱりリスクファクターのトップ3に入っていると思っている。

 

・念のため、各パターンでの収入支出のシミュレーションも行ってみた。流石になんらかの職には就かないと生活できないのは明白。或いは、向こう10年で貯金に勤しみその後も慎ましく生きるという選択肢もなくはないが、それでは「元気なうちに思う存分、家族と楽しんでおく」という本来の目的が達成できない。

 

・幸いにして、各種臨床データから向こう5年の再発率は極めて低いはずなので40歳超まではこのままのペースで働けそうだ。これ以上の負荷はかけないという前提で、先ずは後悔のないよう今の仕事に打ち込みつつ、40歳までに社内外の次のキャリアをみつけるというのが落とし所となりそうだ。

 

・日々仕事に行けることに感謝しつつも、この歳で「仕事だけじゃあないよね」と自分の中で整理できたのは、案外良かったのかもしれない。