カメラマンの独り言 -11ページ目

カメラマンの独り言

「カメラマン」「経営者」としての独り言を
だらだらと、そしてつらつらと書いています。

そろそろ近づいてきました「卒業・卒園式」。

もうセレモニーとしては、最高峰に位置するであろうイベント…。

このイベントの中で、最も重要な撮影が「証書授与シーン」。

園によっては「横向き」で渡し、保護者に見えるようにしている所もあるが、多くの場合、保護者は証書授与の時、子どもの後ろ姿しか見られない。

そして、その授与の瞬間の表情を捉える事が出来るのは「出入りしているカメラマン」だけ。

このプレッシャーたるや、もう授与が終わった後、気を失いそうになる程…。

で、その授与の撮影に1度、失敗した事がある。

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ずいぶん昔の話しになるが、とある幼稚園で、自閉症気味の子がいた。

声をかけても返事をせず、発表会では自由人として振る舞い、団体行動はほぼ不可能。

入園した頃からその子を知っていて、何故か気になっていた。

カメラマンとしては、全員をまんべんなく撮影する必要があるため、例えそういう子どもでもしっかり撮影しておかなければならない。その為、できる限りコミュニケーションを取り、反応が無くても話し、何度でも声をかけたりして、とにかく行く度に打ち解けられるよう努めていた。

ある日の遠足撮影の時、ふと気がつくと、その子が自分の脇にいる。

自分のズボンを「ガシ」っと握りしめ、動こうとしない。

「どうしたの?」と声をかけても、ずっと向こうを見ている。

その先には、楽しそうに遊んでいるお友達がいた。

「遊びたいの?」「…」
「お話しする?」「…」

その子ただひたすら遊んでいるお友達を見ているだけだった。

「じゃぁ、おじちゃんと一緒に遊ぼうか?」と話し、カメラを置いて、二人で何でもない事をしながら遊んでいた。まぁ、話しをしているのは自分のみ。特に何をどうしたいのかも分からないが、とにかく「葉っぱ」や「木っ端」などで色々遊んでいた。

だから、仕事しろって(笑)。

それから、何かのイベントで行く度に、その子は自分の側に来るようになった。

まぁ、仕事なのであちこち動き回って撮影するが、気がつくとその子が側にいる。

職員から「なかなか人に懐いたりする事がないんですが、何故か社長には心許しているみたいですね。不思議な方ですね…。」と。

えと…、仕事をしないで遊んでいたからです…、とは言えませんでしたが(笑)。

ワンワン泣いている時に、どうしたのと声をかけると、ふっと自分の顔を見て泣き止む。

それからズボンの脇を握りしめ、ただくっついてくる。

帰ろうとすると、じっとこっちを見ている。

手を振ると、反応はないが「笑顔」に見えた。

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年長になり、卒園式を向かえる。

担任の先生、その子の名前を読み上げる際、色々と大変な思いもあったのだろうか、涙がこみ上げてきてしっかりと声にならない。

そして証書授与の瞬間。

ピントが合いませんでした。
画角が決まりませんでした。

ズボンの脇を握った手の温かさ、表情には出さないが、自分を見つけた時の動き、帰る時に見送る顔、その全てを思い出してしまい、思いっきり「感情移入」をしてしまった。

その子が証書を受け取る前から、手が震えていた。
緊張からではない、本当に良く頑張ったと。
遠足での思い出、芋掘りでの暴れっぷり、発表会での自由行動…。

そしてこれが、この子を撮影できる最後の日…。

その全てが、とにかく頭をよぎって、シャッターを押す瞬間まで逃してしまった。

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カメラマンとして、プロとしてあるまじき「感情移入」。

分かっているが人間だもの、客観的になれない時だってある。

帰りがけ、そのお母さんに正直に話した。

多分、写真としては大丈夫だとは思うが、感情移入しすぎて、プロとしては失格だと…。

怒られる覚悟で頭を下げたが、そのお母さん、涙声で「ありがとうございます、ありがとうございます、本当にありがとうございます。」と繰り返し感謝の言葉を下さった。

この言葉の中にも、いろいろな思いがあったんだと思う。

お母さんと二人して「涙目」になりつつ、しばし幼稚園生活の思い出を語り合った。

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何年もこういう仕事をしていると、本当に客観的に、感情移入無く撮影できるようになるんだろうと思う。

でも自分は、この「感情移入」を忘れた瞬間、本当の「記録」は出来なくなるのではと思っている。

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卒園式が終わり、両親に手を引かれ、その子が去っていった。

その瞬間、身体が勝手に動き、3人の後ろ姿を撮影してしまった。

今でもこの写真は、大切に保存してある。

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今回は撮影についての「コツ」的な事などを書いてみようかと。

ご存じの通り「写真」と一括りにしても色んな種類がある。

人物撮影、スナップ写真、ポートレート、スポーツ写真、商品撮影、風景写真、夜景…etc

それぞれに「コツ」というのがある。

今では「カメラ自体」に「その設定」があるので「撮影自体」はそんなに困らないと思う。

今回はカメラの設定とかではなく、あくまで「身体」を使った「コツ」の話しですので、そんなに構えずにお読み下さい(汗)。

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取引先で、ある園長先生が話して下さった。

園長:「あのね、子どもの心を開かせる簡単な方法を知っていますか?」
松本:「…、えと、笑顔で話しかけたりとかですか?(汗)」
園長:「いえ、違うんですよ。実は『膝を付く』んです。」

この先は「幼児教育論」の世界になってくるので、詳細までは記載致しません(笑)。

この園長先生曰く、大人が「膝をつくという行為」で、子どもは簡単に心を開いてくれるというのだ。もちろん全部が全部ではないが、ほぼこの行為で子どもと打ち解ける事が出来るらしい。

言われてみると、特に小さな子どもと話す時、自分が立ったまま「上」から話しかけると、緊張してあまり話しをしてくれないし、目を合わせてももらえない。

つまり、心を開いてくれない。

ところが、すっと膝をついて「子どもの目線」まで下がると、どんどん近寄ってきて、あれよあれよという間に、色んな子どもに囲まれ動けなくなってしまう(笑)。

…仕事させて下さい(笑)。

特に初めて行くような幼稚園、保育園では、撮影する際にまず子どもに「心を開いてもらう」というのが最重要課題となってくる。心を開いてもらえないと、笑顔にもならないし、自然な表情にもならない。

それに上から見下ろすような写真より、同じ高さの目線で撮影した方が、より「自然に近い写り」になる。

あと「しゃがむ」と「膝をつく」とでは意味が違ってくる。

しゃがんだ場合、その「形(姿)」が「自分の身を守っている」ように見えるらしく、子どもは一歩引いてしまうようだ。

これが「膝をつく」という姿勢だと、身体が開き、その子は自分を全部を受け入れてくれる準備完了という合図に見え、警戒心も薄れて心を開いてくれるのだ。

不思議不思議。

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と、幼児教育論からのヒントだったが、この話を聞いてから、どんな場所でもできる限り膝をついて撮影するよう心がけている。

そして撮影が終わった後、自分の膝が汚れている事に誇りを持てるようになった。

また依頼した外部のカメラマンにも同じように話し、撮影後、膝が汚れていないと「手を抜いている」と判断。以後気をつけるよう注意を促している。

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まぁ、膝をつくだけが全てではないが、目線の高さを揃えるというのは、子どもの撮影で非常に重要な要素である事に間違いない。

ちなみに運動会辺りになると、(正確に計った事はないが)撮影が終わるまでにヒンズー・スクワットを1,000回はやっているのではと。これは心を開くと言うより「目線」という事を考え、より低い位置から撮影するため。

何せ撮影が終わった当日、翌日は、歩き出す事さえ大変なくらい「筋肉痛」になるので…(涙)。

「撮影って過酷なスポーツだったんですね」と某カメラマンが「か細い声」で語ったのは内緒にしておいてあげましょう(笑)。

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自分は、幼稚園等の撮影をする場合、膝に「パッド」を付けている。

保護者の中には、仰々しいカメラを肩からぶら下げ、「膝」に「パッド」を付けている大変怪しい「おやじ」が、子どもたちに囲まれている姿を見、さぞ驚いたと思う(笑)。

まぁ、これは、どんな瞬間でもすぐに膝を付けるようにするため。
膝パッドは「ワークマン」にて購入した本格派(笑)。
どんな乱暴にしても、殆ど膝は痛くならない(笑)。

写真撮影において「○○カメラ店」と同じくらい「ワークマン」で「撮影機材(?)」を購入する事が多かったりするのは、あまり知られてはいない事実だったりする(笑)。

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という事で、子どもを撮影する時一度「しゃがむ」のではなく、「膝をついて」撮影してみて下さい。もちろん膝は汚れてしまいますが、それはまぁ、良い写真の代償という事で(笑)。

ご自分のお子さんでも、今までと違った写真が撮れますよ?

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あ、ここまで書いてしまったら、今度どこかの撮影でお会いした際「膝付いていないじゃん!」と怒られる可能性が…(涙)。

えと…、最近「若い老人の領域」になってしまったので、手を抜いているのではなく「身体がついて行かなくなっている」という事で、き、気持ちは膝をついていますから…(大汗)。

…、ちなみに、この膝パッドを購入した最大の理由は「栗ひろい撮影」で、イガの上に何度も膝をつき、足が血だらけになったからです(涙)。

膝をつく前には、必ず下を確認しましょう…(涙)。

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本日はみぞれ交じりの中、某幼稚園での発表会撮影でした。

ここの発表会は「全員が同日に」というのではなく、各クラスがそれぞれの日に行うというもの。

で、今日は「年少(3・4歳児)」の発表を撮影してきました。

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某、ドキュメンタリーチャンネル(ディスカバリーですが…)にて、以前「脳」を主題とした特集を放送していた時期がある。妊娠初期から、幼児期、成長期、そして成人に至るまで、脳の発達、発育過程を色々な角度から検証し、脳科学者などの見解を踏まえて放送していた。

その中で幼児期(0~3歳位)までに、脳へ「過度の刺激」を与えると、その後の脳の成長に著しい問題が発生するという内容があった。

番組内では「音」「光」「刺激」で脳波を計り、その後の経過を追って…、という内容だったと思う。

もちろんその「音や光りや刺激」は「通常ではなかなかあり得ないもの」であったが、特に「赤ちゃん」の時には、出来るだけ過度の刺激は避けた方がいいという。

まぁ、放送されたのはずいぶん前だったから、今ではまた違った見解になっているのかもしれない。

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ただ、自分が幼稚園に出向いて、年少さん、またはそれ以下のお子さんを撮影する場合、実は無理してカメラの方を向かせるような事をしないよう心がけている。

それで保護者から「こっちを向いていない」「横顔ばっかり」という苦情が来た事もある。

もちろん普通の撮影程度の「フラッシュによる脳への刺激」は大した事はないと理解しているが、どうしても「脳の発達に影響が出たら」と気になって、あまり無理が出来ない。

特に保育園などで0歳児から撮影しなければならない場合は、極力少ない枚数で、且つ、全員がしっかり写っているようにしている。

また直接フラッシュを当てるような事をせず、フラッシュを天井に向けて直接光りが「網膜」に当たらないよう気をつけていたりする。

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携帯電話の電波が、脳に悪影響を及ぼすニュースは真意はともあれ聞いた事があると思う。

フラッシュも同じように、脳に悪影響を及ぼす可能性が無いとは言い切れない。

4~5歳を超えれば、脳もしっかりしてくるので「ガシガシ」フラッシュ使っても大丈夫(だと放送されていた)。もちろんやたらめったらというのは年齢に関係なくあまり良くないので、一般的にという事。

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自分は、例え保護者から不満が出ようとも、人の健康を害するような事までして、利益を上げようとは思わない。

カメラの方を向いた写真は、今は親がいつでも撮れるのだから、プロとして、職人として「普段親に見せない何気ないショット」を捉えて行ければいいのではと考えている。

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赤ちゃんが産まれて喜びのあまり、デジカメでパシャパシャ撮影してしまいがちではないだろうか。

確かに最も可愛い時期なので「たくさん記録に残したい」という親心も十分理解している。

ただ、上記の事も踏まえ、撮影する場合には、出来るだけ明るい場所で「瞳孔を閉じさせて」から「少し遠くからズームでフラッシュ」が安全策。

まぁ、100枚連写で撮るような事がさえ無ければ大丈夫だと思いますが…。

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毎日更新しようと思っていても、この時期目先の「締切」に追われてんやわんや。

しっかり計画を立ててこなしているつもりが、急な撮影、トラブルが発生したりして、余裕を持った計画さえ余裕が無くなるという始末…(涙)。

で、そんな中ふと思い出した話しがあるので書き留めておこうかと。

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学校や幼稚園、イベントなどの撮影をしていると、社会情勢が意外な所に影響されるという事がある。

まず、一番わかりやすい所で言えば、この時期の「インフルエンザ」。

千葉県では年末ではなく、この時期に発表会を行う幼稚園も多く、このインフルエンザが猛威をふるうと、このイベント自体が延期になったりする。

また、卒園や卒業アルバムの「個人写真」「クラス写真」などもこの時期に重なる事が多く、予定通りに撮影が終了した事が無い(涙)。

一昨年はこの「インフルエンザ」が年末年始にかけて大流行した。

芋掘りやら遠足やらのイベントが軒並み中止になったため、会社の売り上げに大きく響いた。

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で、本年度は大丈夫だろうと思っていた所に「震災」「原発問題」が発生。

このお陰で、春から秋口にかけてのイベントが軒並み「中止」「変更」になった。

千葉県の船橋にある「公園」で放射線量が高いというニュースがあった。

調度その時期に「遠足」が重なり、その公園を予定していた幼稚園は軒並み場所の変更やら、遠足自体の中止。

校庭、園庭の「土」を入れ替えるため、そこで行われるイベントも無くなる。

果ては、春先に撮影した卒園・卒業アルバムで使う「校舎・園舎」の写真も、ブランコの位置やら鉄棒の位置やらが変わってしまい、撮り直しをするという事も起こった。

ホールで行われるイベントも「会場の安全が確認できないため今年は中止」などと言う事もあった。

とどめに今年もインフルエンザが流行している。

学生、園児が休む分には仕方がないのだが、教員・職員が休んだ場合、もうどうにもならない(涙)。

今年はインフルエンザと放射能の影響のダブルパンチ。

集合写真を撮る時でさえ「マスク」を外させないという場合もある。

3年前の売り上げとは比較にならないくらい、今年は落ち込んでいる…(遠い目)。

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さて、未だに業者間で語り継がれている「予想だにしなかった事件」というのがある。

それはあの「ホリエモン逮捕」の時の事。

実は、この逮捕が「年末」であったがために、卒園・卒業アルバムを作っている業者は大変な被害を被ったのだ。


基本的に卒園・卒業式にアルバムを納品するためには、年末までに原稿を印刷所に送らなければならない。

で、大体、そういうアルバムには「大きくなったら何になりたい?」というページがつきもの。

そこにある園児が「ホリエモンになりたい」と書いていた(汗)。

えぇ、確かにそれまでは順風満帆(?)で、すごい人物でしたよ…。

憧れる子ども達がいてもおかしくはないですよ…。

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2学期の終わりに全てのページの校正が終わり、印刷所へ原稿を出す。

写真屋は、何とか納期に間に合ったと年末年始をのんびり過ごそうと気を抜いていた。

そこに年の暮れ、突然ホリエモン逮捕というニュースが流れた。

この時点でお分かりかと思うが、もう、印刷所、写真屋、学校・幼稚園はてんやわんや。

すでに印刷も終わっている箇所もあり、手直しなど出来ない。

でも、事が事だけに、年始早々子どもに書き直しをさせ、写真屋は何度も学校・幼稚園に足を運び、印刷屋は夜を徹して納期に間に合わせる。

何とか納品を済ませ、それぞれが口々に「今年からは人物名は書かないように…」と呟いた。

この逮捕に於ける被害者は、実は「株主」だけではなく、学校・幼稚園、写真館、印刷所も含まれている事を忘れてはならない…(涙)。

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という事で、どこの会社にも普通では分からない「意外な盲点」があると思う。

予想、予測が出来る範囲なら何とか対応も出来るが、この「ホリエモン事件」だけは例外であったのだった…(更に遠い目)。

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「順光(撮影)・逆光(撮影)」という言葉を聞く事があると思う。

表現は違うかもしれないけど「順光」とは、太陽(光源)を背にして撮影する事。

逆光とは、太陽(光源)が正面にある事を言う。

「逆光だったから、人物が暗くなっちゃった」という経験された方も多いと思うので、巷では「逆光」=「悪」のようなイメージが定着している。

その為、最近のカメラでは「逆光でも綺麗に写せます!」等と言う売り文句まであったりする。

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とある幼稚園での話。

避難訓練のイベントで、近くの消防局から「消防車」が来てくれた。

園児達は消防車を間近に見て、触れて、隊員さんから説明を受けたりしてと、何とも楽しいイベント。

当然の流れだが、この「消防車」を背景にして「集合写真」を撮りたいと言われた。

分かりましたと返事をすると、園の職員が言った。

「消防車の前だと逆光になっちゃいますが大丈夫ですか?」

…これがまぁ、一般的な常識なんだろうなと思いつつ「プロですから大丈夫ですって(笑)!」なぁんて答えてみたり。

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実はね、特に小さい子が対象で集合写真を撮る場合、晴天であれば「逆光じゃないとダメ」だったりする。

まず「影」の問題。

帽子を被っていた子どもがいたとする。目の前から太陽が照りつけているので帽子を上げさせても「つばの影」が顔にかかってしまう。どんなにフラッシュを強くしても完全に陰までは消せないのだ。

次に「目つぶり」の問題。

すでにお分かりかと思うが、目の前に太陽があるため、目を細めたり閉じたりしてしまい、どんなに我慢してと言った所で「目を閉じている人」が大量に出る。とどめに帽子を深く被って顔が写らなくなる場合もある。

結果「逆光でフラッシュ」が最も綺麗に撮影できるのですよ。

あ、もちろん「全部が全部」という事じゃないんだけど(建物の位置関係とか)基本的には逆光の方が撮影しやすい。

順光だと顔に光りがまんべんなく当たってしまい「のぺっ」とした表情になる場合が多いので。

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ポスター撮り(ポートレート)を撮影する時など、逆光(もしくは斜光)の位置から人物にレフ板(光を反射させる板)で光を反射させ、間接的に顔だけ明るくしたりする。

こうすれば顔の凹凸まで綺麗に撮影できるし、後ろ(背景)が「キラキラ」して人物がより引き立ったりするのです。

その為「この背景をバックに綺麗に撮りたい」という希望があると、東西南北、時間による太陽の位置を考えて準備し撮影をしたりする。

屋外で撮影された芸能人のポスターやらを見てみると、後ろ(背景)がやたら明るいのに人物は暗くなっていないでしょ?

そして変な角度から光りが当たって、太陽の位置とは違う方向に影が出ていたりするのはこういう事だったりする。

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さてさて皆さんがどうしても逆光で撮らなければならない状態に陥ったら、とにかく強制的にフラッシュは「オン」にして、露出補正(という機能は必ず付いています)を「+(プラス)」の方向に多めに設定してみて下さい。

そうすると、逆光=悪という概念は無くなると思うので、是非お試しの程を。

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(カメラマンとして仕事をしていると、著作権の関係上、参考としてブログに「写真」が掲載できないと言う事に、最近気がついた(笑)。文章だらけですみません(涙)。)

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今回は涙無くしては読めないかもしれないぞ(笑)。

「写真撮影」を生業として結構経つが、最近とみに「写真の価値って何だろうな」と考える事が良くある。

まぁ、仕事で疲れているせいもあるが、自分の仕事に何か「意味」を持たせたいんじゃないかと感じる。

ちょっと考えてもらえれば分かると思うが「写真撮影」というのは、中々その場で「感謝」される仕事ではない。

またプロだから「完璧」で「綺麗」に撮影できていて当たり前。その瞬間を捉えなければならない緊張感が続く中、気力体力共に消耗しきっても「ご苦労さん」程度。

イベントや商品の写真を納品しました。

その撮影には、それこそ気力体力の限界まで頑張って撮影しました。

一日立ちっぱなしでトイレに行く時間さえない状態で撮影したり、シャッターを押す右手親指の感覚が無くなるくらいの時もありました。

ところが写真(データ)を納品し終わった後は、感謝されるという事がほぼ無い。

当たり前と言えば当たり前。

プロとして撮影している限り綺麗に撮れていて当然なのだから。

連絡があるとすれば「苦情」のみ。

これも当然だが、綺麗に撮れていて感動のあまり連絡すると言う事はない(涙)。

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映像やデザインの世界もそうだが、我々の仕事は「苦労・努力」が気づかれてはならない商売。

よく映画の裏話で、3秒に1週間かけて編集した等という事を聞くが、この苦労が観ている人に気づかれたらプロじゃない。

写真で言えば、目をつぶっている写真の「目」の部分を修正し、普通の顔にするという事がある。

これも出来上がってしまえば全く気づかれないのだが、この「気づかれないため」に寝る間も惜しんで何時間も費やしているという事もある。

…で、それが長く続くと、自分の撮影(仕事)に自信が持てなくなってくる。

というか、モチベーションが下がってくるのだ。

別に誰かに感謝して欲しいとか、誉めて欲しいというわけじゃないんだけど…。

大体、これでカメラマンをやめていく人が多い。

そりゃそうだ。

自分が苦労して撮影した写真を、感動もされず誉めてくれる人が誰もいない状態がずっと続くんだから。

可愛いモデルを撮影していても、カメラマンの存在を気づかれてはならない。

何時間もかけて準備した商品の撮影の苦労が見破られてはならない。

辛いよぉ~。
本当に(涙)。

で、自分はモチベーションを保つため、いつも撮影前に念仏のように唱えている言葉がある。

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感謝されるのは今じゃない。
10年後、20年後に価値を分かってもらえればいい。
その時に感謝されるような撮影をすればいい。

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毎年撮影するイベントなどがある。

「去年の写真、素晴らしかったですね!」なんて言われると、不審者扱いされても「ハグ」したくなるのは仕方ないので勘弁して下さい(笑)。

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出ました、ニコンの新しいデジタル一眼レフ(以下デジイチ)。

ニコンユーザーの間ではこうなるのではと予想されていたが、ついに画素数が3,630万画素に!

いやぁ、もうここまで来るとなにが何やらって感じ(笑)。

その昔デジカメが出た当時は確か10万画素くらいじゃなかったかな?

それが今普通に使うデジカメでも1,000万画素は当たり前になっている。


で、自分もそうだったが画素数が上がれば綺麗な写真が撮れるもんだと思っていた。


多分多くの人は同じように、デジカメ買うときに画素数をかなり重要視しているのではと思う。

確かに間違いではない。

えぇ、間違ってはいないのですが、どちらかというと自分たちカメラマンは「画素数=プリントサイズ」程度で捉えている。

大体の目安として、600万画素で2Lサイズ、1,200万画素でA4サイズ。で、2,400万画素でA3サイズかな?


もちろん高い画素数で撮影しておけば縮小したときにも綺麗なのだが、仕事で何百枚も扱うような場合だと、ただ「重い」だけで、効率が悪い。

逆に低画素でも、ある程度なら大きく引き伸ばしても大丈夫だったりする。

結果、自分の場合は出来上がりのプリントサイズで画素数を決め、撮影しているかな?

あ、言い忘れておりましたが自分の愛機はニコンのD3です(汗)。


さてさて、今回新しく出たニコンのデジイチ。商品やポスター撮影、大きくプリントしなかればならないカメラマンには「待ってました!」と言う感じだと思う。

画素数は高いにこした事ないが、綺麗に撮影するためにはどちらかというと「腕」と「経験値」の方が重要だと思う。

大体ね、人間の目の画素数って600万画素と言われている。それ以上細かくなっても、人間の目には認識できない。

ただ、脳がそれを補っているに過ぎない。


ちなみに自分が普段持ち歩くようなコンデジを買う場合の目安は「起動の速さ」「記録速度」「耐久性」「防水性」。

撮りたい瞬間に起動がもたつくのはイヤだし、一枚撮影して、次の撮影待たされるのは耐えられない(笑)。

で、落としても水に濡れても平気なら言うことない(笑)。

というニーズを、今コンデジの世界では応えようと頑張っている。


一応(笑)プロなので「カメラ(特にコンデジ)欲しいんだけと、どんなのが良いですか」と「漠然」と相談される時がある。

そんな時は「カメラ屋さんに行って、インスピレーションで選ぶと良いですよ」と答えるようにしている。

だって、今時のコンデジ、何でもカメラがやってくれるんだもん(涙)。



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ここ最近、弊社の従業員に同じような内容のメールが多々来る。

その内容はというと、

「(従業員の)自宅の側に高い建物あるかな?」
「(従業員の)自宅の側に見晴らしの良い場所無いかな?」

というもの。

一体何の事か分からず本人に聞いてみた。

ちなみにこの従業員の自宅は「千葉県鎌ヶ谷市」。<ここまでならいいよね(笑)。

で、どうやら今、カメラマン達からこの「鎌ヶ谷市」、にわかに注目されているようなのだ。

何が注目されているかというと、今年5月22日にオープンする「東京スカイツリー」の「撮影場所」として。

実はこの鎌ヶ谷市から眺めると「東京スカイツリー」と「富士山」が一直線に良い角度で並ぶ。そこで、オープン前に「絵はがき」を作ったりするため、もしくはどっかに写真を売り込むために、カメラマン達はあちこちを探し回っているようなのだ。

それで行き着いた先が「鎌ヶ谷市」。

まだ自分では確認していないけど、地図で見る限り確かに良い感じに写せそう。

それに「冬」の時期は空気が澄んでいて、朝早い時間帯には、朝日を背にスカイツリーと富士山を綺麗におさめる事が出来る気がする。

多分、朝早くから機材を仕込み、寒い中じっと待ちつつ「一番良い瞬間」を狙うはず。

場所然り、時間然り。

当然、天気の関係で「富士山」が見られなければ、また別の日にチャレンジ。

良い写真が撮れるまで何度でもチャレンジ。

もう「ドキュメンタリー」の撮影現場みたい(笑)。

さてさて、ここまでバラしちゃうと一部から「苦情」が来るかもしれないが、まだ始めたてのブログだから閲覧者も少ないだろう(笑)。

普段何気なく見ている絵はがき写真の裏側には、どんな撮影の苦労があるんだろうって考えるのも楽しいかもしれない。

でも同業者としては、「お疲れ様ッス」としか言えない(笑)。


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というわけで、今日からブログなるものを始めてみました。

仕事関係で、ふと思いついた事、感じた事などをブログにまとめていければと思っています。

特に「商業カメラマン」としての裏話や小ネタなど伝えて行ければと(笑)。

どこまで続けていけるかわかりませんが、のんびりお付き合い下さい。

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