樋口廣太郎の「人材論」を読了す。
樋口廣太郎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%BB%A3%E5%A4%AA%E9%83%8E
B-LIFE 寄附講座
http://www.zeroemission.co.jp/B-LIFE/SFC/speech/sp0202.html
アサヒスーパードライを世に出された方なのですね。
内容は、序章から、まず樋口自身のアサヒビール社長としてアサヒビールを再建した時に実行したことから始まる。
社長(=トップ)自らが姿勢を示すことについて述べられている。(挨拶、笑顔、身なり→社内のムードを変えた)
社員というよりむしろ、人間としての姿勢を正している。
時間を守ること。他人に対する熱意。それが信頼につながっていくこと。
熱意というのは、根性論なんかと同一視されて軽視されがちですが、実際に熱意のある方から教えを乞うと、伝わるもの。クールというのは、聞こえはいい。いいようで、駄目なんです。
また、小渕恵三についても、人を「やる気」にさせる、調節型リーダーシップの例として挙げている。
第2章は先見性について。
「前例がない」がキーワードですね。逆境にあるときの、トップマネジメントにあるべき姿勢です。
勿論、決断には緻密な計算と冷静さ、覚悟を持って、心配をしないこと。
不安と言うのは、喜びよりも伝わりやすい。不思議ですね。
先見性のあるリーダーとは、職場を明るく出来て、ビジョンがある人のこと。
現状をあれこれ考えるより、先を見て行動すること。
耳が痛い。耳が痛い言葉こそ、聞き入れたくなる。
第3章は「環境」
人が機能していない時は、その人の能力より、環境に原因がある。
ある空間に足を踏み入れた時から、その人は空間に関係してしまう。
厳しい上司が入って来たら、引き締まるし、明るく出来る人が入って来れば、和む。
上司と部下の関係においても、上司が聞く耳持たぬでは、部下は辟易してしまう。
よく悩みを聞くことから始まる。
上司は、部下に仕事が出来る環境を作ってやる。
(…私はここで、イギリスの首相のブリアン言葉を引きたかった。しかし見当たらないのでまた今度。
趣旨は「あいつらがどうするかを心配するより、俺があいつらをどうしてやろうかと考えてやる。」
この横柄とも取れる態度が丁度いい。ただし、この本で主張するのとは程度が異なってしまうので、あくまで私の理解の範囲内である。)
「管理職の手柄」…結果を出すために何をしたかということ
仕事は、結果重視/過程重視に行き着きがちですが、その点からすると、上手く捌いてらっしゃる。
明快で、いいですね。
また、「適材適所」にも触れられている。
質ばかりに目がいくのは、よく目に見えるからなのでしょう。
質だけでは足りない。レベルもある。達していなければ、足りなくなる。
第4章は「人間性を高める人材育成を」と題されている。
「叱る」ことについて述べられている。
(…最近は、する側の叱ることもないし、受ける側も口が達者、聴く耳持たずで、これが成り立っておらん。
何故叱られているのかが理解できていないのと同時に、叱る側も私的な気分による感情混じりにするからであり、双方目的がないに至るのでしょうか。)
叱り上手な方は、期待をしているから叱りますね。
フォローも欠かさない。彼の場合は、次の日に忘れてしまって、というのがフォローになっていたようです。その人なりのフォローがよい。
狙っては、ぎこちなくなってしまい、駄目になる。
第5章は、上司と部下の関係。
「自己アピール」というキーワードがあります。
これを「自分を売り込むこと」、ではなく「自分を理解してもらうこと」とする所に妙味がある。
巷の自己啓発やら就活本は前者ですね。だから「ガツガツ」しているなどといわれる。
音の響きがよくない。貪る様な音です。
最後、第6章は、「成功」について。
出世や昇進のイメージが、「肩書」である人にとっては、所謂「目からウロコ」なのでしょう。
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読んだ方が、早いです(笑)
内容は、私が思ったことを交えて書いたので、雑になってしまいましたが、本や記事から見る彼は、至極自然です。さらっとしている。



