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今をいきよう

完全介護の寝たきり生活は9年目に突入です。
9割原因不明の四肢麻痺に痙攣や痛みと同居中
必ず元気になると信じて…まだ諦めませんよ(^^)
今の積み重ねの未来が明るいものになるように、私らしくいられるように
今を大切に生きたいな。

会場の準備がしっかりと整ったところで、付き添ってくれるヘルパー兼看護師さんが到着です。

 

最初に荷物を運んでくれたり、私を連れてきてくれた方達は一旦帰宅して、試験中は2人が付き添ってくれます。

 

そして、試験管は2名。1名は私のベッドの斜め後ろに座って、私が解答しているパソコンの画面をじーっと見ています。

試験センターの女性支援員が1名。

 

 

試験中は常に5名がいる感じでした。

 

いよいよ試験開始。

 

 

1科目目から「?、なにこれ、難しくはないけど、今までの知識関係ない感じの問題。解きにくいな~」

 

初見の問題は本当に解きにくい&手ごたえが感じられません。

 

午前の共通科目の試験時間は3時間。11科目83問です。

 

開始30分くらいしたところから足と背中の痛みが出てきました。

 

慣れないエアマットで同じ姿勢でいることが痛みを助長するようです。

試験開始からは30分ですが、その姿勢になってから2時間程度。

 

痛みが出ると余計に体には不随意で力が入ってしまい、全身カチコチです。

 

 

背中の痛みと硬さがひどくなると、呼吸するのもしんどくなってきました。

マスクもしているのでなかなか過酷でした。

 

腕も変な角度を保持しながら解答するのを続けていたので痛みとともに動かしづらくなってしまい、結構苦戦しました。

 

途中で酸素吸入してもらいましたが、もうその頃には思考回路が停止していて問題文を読んでもすっと内容が頭に入ってこなくなっていました。

 

取り敢えず全問解き終えたところで、背中の圧を抜いてもらい、最後の見直しまで頑張って試験を終わらせました。

 

 

試験時間は1.3倍でしたが、身体が持たないこともあって、通常の試験時間に自己申告で試験を終えました。

 

試験を終えると試験センターの方が更に数人来てくださり、私の解答を印刷します。

少々プリンターの扱いに苦戦しつつ15分後くらいに提出し終えました。

 

 

早く試験を終わらせても午後の開始時間は1.3倍の時の設定なので、少々長めのお昼休みです。

 

 

排泄介助などがある私にはありがたい。

 

この時には魂が抜けきっていて、直ぐに側臥位にしてもらってしばらくさすってもらいました。

 

昼休憩が終わるころにもしんどさは取れぬまま午後の専門科目がスタートしました。

 

午後は8科目67問。試験時間は1.3倍で2時間20分。

 

全身の痛みや手の動かしづらさはありましたが、時間が短いからか呼吸が苦しくなるまではいかずに解くことができました。

 

ただ、共通科目に比べて簡単なはずの専門科目が、なんか癖が強くなっていました。

頭を回転させて考えないといけないから解きにくい。

 

いつもならできることが、身体が万全でないと全然できなくなります。

 

 

後で見直す問題が予想外に多かったです。

 

不思議と午後の試験の後半は身体のしんどさもピークを過ぎたので落ち着いて解けた気がします。

 

そんなこんなで、午前と同じように解答をプリントアウトして、私の国家試験受験は終わりました。

 

でもお家に帰るまでが国家試験。

 

つづく

 

 

朝になりました!

 

寝不足とは言え、体調不良になることもなく、寒すぎることもなく、当日を迎えることができたことが嬉しことです。

 

 

6時前には付き添いのヘルパーさんが来てくれるので、それまでにできることをやってしまいます。

 

 

少量の食事を摂り(眠くならないように♡)

口腔ケア

排泄介助からの更衣介助

髪型をお団子にして

 

 

全部終わった頃にヘルパーさんが到着しました。

 

 

荷物の最終確認をして、いよいよ出発です!

 

車2台に荷物を積み込み、うち一台には私も乗り、4人で会場へ向かいます。

 

 

空はまだ暗くて、月と星がきれいに輝いていました。

 

 

とても澄んだ空気を吸いながら星空を見たのは何年ぶりだろうと考えていました。

 

ほどよい寒さが心地よく、とても落ち着いた気持ちで出発することができました。

 

 

会場へは40分程で到着。

 

移動時間を1時間と多めに見積もっていましたが、早朝ということもありかなり早く到着できました。

 

会場について、国家試験の本部へ連絡をしてもらうと、試験センターの方が台車を持って車まで迎えに来てくださいました。

 

 

受験する部屋に行くと、なんと10人弱の方達のお出迎え。

 

というか、私の受験部屋の準備をしてくださっていました。

 

 

私が受験しやすい配置や空間づくりを一緒に考えてくださり、運んできた荷物も一緒にセッティングしてくださり、何の指示もない状態で全員が受験の環境を整えていってくれている光景が、あまりにもありがたくて胸が熱くなりました。

 

皆さまのお陰であっという間に受験会場の出来上がりです。

 

 

結構広い会場を私一人で使わせてもらいます。

 

 

排泄介助する時のための衝立もばっちり用意してくれていました。

 

試験で使用するパソコンやプリンターの配置も私が操作する様子も全員で静かに見守ってくれて、よい位置に決まるとみんなが優しい笑顔。

 

 

すごく温かくて優しい空間が出来上がりました。

 

 

つづく

 

 

 

国家試験前日の夜、2回目の体位交換を眠れずに迎えたということは4時間が経過したということ。

 

ここまでくると、開き直ってきます😅

 

 

こんな私を眠らせることができる動画はあるかな?

と検索を始めました。

 

 

すると、「どうしても眠れない人向け」という動画に巡り合いました。

 

「5分で寝落ちできます」という謳い文句に若干疑心暗鬼になりながらも再生してみました。

 

 

内容は男性が関連性のない単語を一定の間隔を置いてひたすら言い続けるというもの。

 

 

それまでに眠れない時間が4時間あったので、頭の中では色々なイメージは出たり入ったりしていたので、イメージすることにかけては得意分野になっていました(笑)

 

 

でてきた単語を次々イメージすること30分以上。

 

 

5分で寝落ちは無理でしたが、少しうつらうつらとすることができました!

 

 

そもそもその動画自体が1時間あるので、5分で寝落ちできる人は少ないのだと思います😅

 

 

そうして、やっと眠ることができてから1時間経たずに起きる時間がやってきました。

 

 

 

つづく