会場の準備がしっかりと整ったところで、付き添ってくれるヘルパー兼看護師さんが到着です。
最初に荷物を運んでくれたり、私を連れてきてくれた方達は一旦帰宅して、試験中は2人が付き添ってくれます。
そして、試験管は2名。1名は私のベッドの斜め後ろに座って、私が解答しているパソコンの画面をじーっと見ています。
試験センターの女性支援員が1名。
試験中は常に5名がいる感じでした。
いよいよ試験開始。
1科目目から「?、なにこれ、難しくはないけど、今までの知識関係ない感じの問題。解きにくいな~」
初見の問題は本当に解きにくい&手ごたえが感じられません。
午前の共通科目の試験時間は3時間。11科目83問です。
開始30分くらいしたところから足と背中の痛みが出てきました。
慣れないエアマットで同じ姿勢でいることが痛みを助長するようです。
試験開始からは30分ですが、その姿勢になってから2時間程度。
痛みが出ると余計に体には不随意で力が入ってしまい、全身カチコチです。
背中の痛みと硬さがひどくなると、呼吸するのもしんどくなってきました。
マスクもしているのでなかなか過酷でした。
腕も変な角度を保持しながら解答するのを続けていたので痛みとともに動かしづらくなってしまい、結構苦戦しました。
途中で酸素吸入してもらいましたが、もうその頃には思考回路が停止していて問題文を読んでもすっと内容が頭に入ってこなくなっていました。
取り敢えず全問解き終えたところで、背中の圧を抜いてもらい、最後の見直しまで頑張って試験を終わらせました。
試験時間は1.3倍でしたが、身体が持たないこともあって、通常の試験時間に自己申告で試験を終えました。
試験を終えると試験センターの方が更に数人来てくださり、私の解答を印刷します。
少々プリンターの扱いに苦戦しつつ15分後くらいに提出し終えました。
早く試験を終わらせても午後の開始時間は1.3倍の時の設定なので、少々長めのお昼休みです。
排泄介助などがある私にはありがたい。
この時には魂が抜けきっていて、直ぐに側臥位にしてもらってしばらくさすってもらいました。
昼休憩が終わるころにもしんどさは取れぬまま午後の専門科目がスタートしました。
午後は8科目67問。試験時間は1.3倍で2時間20分。
全身の痛みや手の動かしづらさはありましたが、時間が短いからか呼吸が苦しくなるまではいかずに解くことができました。
ただ、共通科目に比べて簡単なはずの専門科目が、なんか癖が強くなっていました。
頭を回転させて考えないといけないから解きにくい。
いつもならできることが、身体が万全でないと全然できなくなります。
後で見直す問題が予想外に多かったです。
不思議と午後の試験の後半は身体のしんどさもピークを過ぎたので落ち着いて解けた気がします。
そんなこんなで、午前と同じように解答をプリントアウトして、私の国家試験受験は終わりました。
でもお家に帰るまでが国家試験。
つづく