無事に解答を提出して、私は直ぐに側臥位にしてもらってさすってもらいました。
身体の芯の芯からしんどい感じで、身体の置き場所がない状態でした。
そんな時でもヘルパーさんや試験センターの方々がさささっと荷物をまとめてくれていて、あっという間に片付いていきます。
今までの私なら、ここをこうして~あそこをああして~、○○さんは大丈夫かなぁと気になってしまう所なのですが、そんな余裕は皆無だったので、こうして動いてくださる皆さまの存在がどんなにありがたかったことか。
迎えに来てくれた2台の車に再び荷物を積み込みます。
その時も試験センターの方が荷物を持ってくださって、車が出て見えなくなるまでお見送りをしてくださって。
またまた胸が熱くなりました。
帰り道は行きとは違う道を通りました。
その道は元気だったころよく車で通っていた道。疲れた身体でしたが、懐かしい景色に色々なことが思い出されて一人でセンチメンタルな気持ちになっていました。
帰りは時間帯的にも、曜日的にも、土地柄的にも(観光地)渋滞することを想定していましたが、とてもスムーズに帰ってくることができました。
家に着くと両親が待っていてくれました。
母はホッと安心したような笑顔で出迎えてくれました。
ヘルパーさん達に移乗とポジショニングと大まかなセッティングをしてもらい、長い1日が終わりました。
8年間寝たきり生活をしてきた私が過ごした奇跡のような1日。
出逢った人すべてが温かくて、その存在が心強くて、大きくて、大げさでなく生きる活力をもらいました。
本当にこの日を迎えられて良かった。チャレンジしようと思ってよかった。
そう思えた一日でした。
人とのめぐりあわせに感謝して、この経験を活かしていけたらいいなぁ。
心から感謝を込めて。
おわり
長いレポートにお付き合いいただきありがとうございました(*^^*)