タイ生活~その2~ | 高田圭人〜ありのままに飾らずに〜

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今週からバンコクではなく隣の県の工場へ移動。

バンコクの隣といっても完全なる田舎。


こんなに変わるのかってぐらい。


なんか、工場付近というかこの県に来たと途端に野良犬が増えたような気がする。


そしてバイクの運転がすごい。

道路が大きいから、逆車線に行かずに並走する細い道を逆走するのは当たり前。

お父さんが二人の子供を50ccバイクに乗せる。

しかもお父さんはヘルメットをかぶり、子供二人はノーヘルメット。

運転者がルールを守ってれば法律上は大丈夫なのか、それとも自分が大事なのか。

正直気持ちは理解できないけど、こういうところでも発展途上国を感じる。


到着後はホテルにチェックイン。

18時半から工場の方々と夕飯を取るために川辺のタイレストランへ。

正直おしゃれなところだったのでびっくり。

敷地の広いレストラン内は綺麗にライトアップされ、ウッドデッキで雰囲気をプラスし、最後には生バンド。

タイではこの生バンドをBGMに食事やお酒を楽しむのが主流らしく、リズムに合わせてお酒や食事が進む。

音楽好きの僕にとっては最高。

タイミュージックや洋楽。さすがにJPOPは歌わないけど、意外とタイミュージックが良い。


ただ、音量が少し大きすぎて会話がままならいこともしばしばで、もうちょっと音量調節なりを工夫すればもっと良くなるのではと。

ライブハウス?レストラン?

どっちがメインだか分からなくなってしまっているというのが率直な印象。

夕飯後はホテルに帰り一日を終了。

2日目は工場での勤務。

製造ラインの研修。

作っている製品上、工場内はかなり臭う。


ただ臭いはやや慣れてきたものの、暑さはなかなか慣れない。

夏になれば40度を軽く越すのだとか。

おそらく亜熱帯地域ならではの労働環境で、日本にはなかなかないのではないかと思う。

暑さと臭い。

そんな苛酷な環境の中で毎日働く。

生きるために。

出来ればもっと良い環境で仕事がしたいはず。

人間だから誰にだって不満があると思うし少しの良くはあると思う。


タイ語で色々不平不満を言ってるかもしれないけど。

だけども、やっぱりタイ人は明るい。

それは仕事があって生活が出来ることから来るのか、はたまた国民性やマイペンライ精神なのかは分からないけど、笑顔がまぶしく尊敬できる。

※マイペンライとは『大丈夫!!』という意味でタイで良く使われる、タイの国民性を表す言葉。


同じ人間であるにも関わらず、生まれた国や場所、家族、によって生活の違いが顕著に現れる。

非常に興味深く、そして先進国の人間は恵まれているなと。

グローバル化が進む中、僕たちは海外の重労働者の恩恵を多大に受けている。


Iphoneですらそう。


なんか厳しすぎる要求でボイコットもあったみたいだけど、一部の人を幸せにしてかつ社会貢献したい、世界のためにとか、世の中を変えるとか。


かっこいいことをしてかっこいいことを言って自己満足するビジネス。


まずは自分が大事。やりたいようにやることが幸せだから、僕は私はやりたいことをやるんだという考え方もあるけど、なんかそれも違う気がしている。


もちろんそういう考え方もある。


だけどなにもかもが繋がっていて、友達や家族だけと繋がってるわけじゃない。


今自分が使っているものも誰かが作ってくれているから使えてる。


誰かが作ってくれてるから食べられ、自分を磨くことが出来る。


重労働者やものを作ってくれる人がいるから誰もが生活することが出来る。


コンビニのおにぎり一つとってもそう。


いくら貧しいからって、学歴がないから、それしかできないから。金をもらっているから当たり前。


先進国の多くの人々には心の奥底にどこかにそんな気持ちを持ってしまっていると思う。


何不自由なく育ち生きて来たし、かつどこかで優劣をつけてしまうのが人間だと思うから。


でも大事なものは根底にある。


『人を大事にすること』


海外に行く度、そして異国の人々と触れ合い笑顔に触れていつも思うこと。

『世界がもっと良くなればいいな』と。

2日目の仕事後に近くのショッピングセンターに連れて行っていただきタイカレーを食す。

トムヤムクンとかソムタムとか有名なものよりも好き。タイカレー。

工場の方々とも徐々に打ち解けつつあり、人間、いや動物の本能からなのか。食事を共にするということはかなり人と近くなるのに大きな効力を発揮する。

ショッピングセンターでおもしろい経験を。

ショップ店員のレディボーイに気に入られるという初めての体験。

窓越しから漫画のように手を合わせ笑顔でときめく姿で僕を見つめる。

特に性に対しての偏見はなく、それならそれでいいという考えだけど、今回は正直きつかった。

やっぱり女性が好き。

そんなこんなでショッピングセンターを歩いて回りホテルへ。

ホテル到着後、レセプションにランドリーはどこにあるのかと聞いてもらったところ、クリーニングサービスしかなく、しかも一枚一枚お金を取られるというシステム。

それも結構良い値段。

そして何故か、パンツは洗ってくれないとのこと。だけど説明書きにはアンダーウエアなら大丈夫と書いてある。

違いは何なんでしょう?

パンツとアンダーウエア。

最終的に分かったことはボクサーパンツなら大丈夫とのことで、またその違いが気になるところだけど、なかなか良いギャグセンスを持っているなと今になって思う。


こだわるね。

その後、シャワーを浴びて2日目が終了と思いきやそのシャワーで・・・

お湯が出ません。

1日目もそうだったのですが調子が悪いのかなと思いきやこの日も水。

なんとか我慢し、シャワーを終える。


これが今の日本だったら100%風邪ひくでしょ。


そして夜中の2時にトイレに起きるとバスルームには忌まわしいゴキブリが2匹も。

脳は覚醒し、ぶつぶつと一人で言いながら格闘し退治。


気のせいかこっちのゴキブリは生命力が強い気がする。


ぶっつぶしてもまだ動く。何回叩いたことか。


ごめん。ゴキブリ。


無意味な殺生は好きじゃないけどゴキブリはちょっと次元が違う。


会社の人からヤモリが出るとは聞いてたけど、ヤモリのほうがまだ良い。

一気にゴキブリ2匹は厳しすぎる。

とにかく気持ち悪い。

その後1時間眠れず終い。


ここにきて東南アジアの洗礼を多く浴びている。

WiFiも追加料金。


お金を払うのは全然いいけど、速度が2Mbps。


やりたいことやるまでに夜が明けます。

それも10日で3時間とか、無制限だけど2日だけとか。


シビアなビジネス。


おもしろい。


でも本当のその国の風を感じるのなら首都ではなく一歩外だと思う。

本当に良い経験。
 

日本ではなかなか出来ないから。


これからバンコクに帰るまでどれぐらいの東南アジアを経験できるか楽しみな次第。




だけどゴキブリはもう本当に勘弁。