昨年の話です。
その頃は、マスクがようやく手に入るようになってきたけれど、
ふらっと入ったコンビニで、すぐ買うことができるほどではない、
という状況でした。
以下は知人の話です。
知人が電車に乗っていると、挙動不審なおじいさんが乗ってきました。
よく見ると、おじいさんは、コンビニの袋を口に当てていたのだそうです。
知人も、他の乗客も、一瞬どういうことかわからず、ポカーンとしていたそう。
おじいさんは、苦しそうにしながらも、
決してコンビニのビニール袋を口から外さず、
むしろ、ますますぎゅっと口に押し当てていて、
おじいさんが息を吐くと、プーと袋が膨らみ、息を吸うと、ヒューと袋がしぼみました。
プーと膨らみ、ヒューとしぼみ、プーと膨らみ、ヒューとしぼみ・・・・・。
知人は呆気にとられてそれを見ていましたが、
乗客の女性がさっと、個包装された新品のマスクをおじいさんに手渡しました。
おじいさんはマスクを着けて、何度もお礼を言っていたそうです。
知人 「コンビニの袋が口元で、膨らんだりしぼんだりしてるじゃん?
自分もそうだけど、ついつい、みんな目がそこに行ってしまうから、
おじいさんは余計に袋を緩められなかったんだと思う。気の毒だった。。。
でも、後で笑わずにいられなかった。。。」
ビニール袋をマスク代わりにするなんて!本当に倒れなくて良かった![]()
予備のマスクをあげた方、素晴らしい~![]()
この話を聞いてから、私も個包装の予備マスクを持ち歩くようになりました。