コロナ禍で思ったこと② | カカオ77%のブログ

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コロナ禍で、初めて、あるいは改めて思ったことはいろいろありました。

今では当たり前になってしまっているので、忘れないためのメモとして書いておきます。


昨年5月の最初の非常事態宣言の時、沢山の人や企業が活動を控えましたが、

動きを止められない業種もたくさんありました。

 

その時、社会は様々な職種の人に依存し、つながっていることを実感しました。

自分独りの力で生きているように見える人でも、顔も知らない誰かの働きによって支えられています。

 

そして、これまで、経済的な意味では注目されてこなかった、

保育園や学童(本当は託児所ではないけど、学校も)が、

働く人を支えていることも浮き彫りになりました。


また、自分の勤め先でも、テレワークが進められましたが、どうしても出社せざるを得ない人達がいて、

その人達が、他の社員のテレワークを支えてくれました。

 

職種としては、誰にでもできると(言葉には出さないけれど)軽く見られ、

賃金も社内では低く抑えられてきた職種(一般事務)の人達で、

今までにない存在感を放っていました。

 

一企業内だけでなく、社会全体でも似たような事が起こり、ヨーロッパでは、

感染リスクを負いながら低賃金で働くスーパーのレジ係を褒め称える動画や、

書き込みがネットに投稿されて、日本でもニュースになりました。


当時は、美談として取り上げるメディアも多かったものの、

今は話題になることも、労働者条件が改善する事も特に無く

(賃金を上げた企業もありますが、極一部)、話のネタとして消費されただけのように思います。

 

「買い物」が貴重品で無くなった途端、忘れ去られてしまったようです。

(ワクチンが普及するよりも前に、話題にならなくなったので、ワクチン効果ではないと思います)


賃金というものは、社会への貢献度だけではなく、

立場が強いかどうかに大きく左右されるものだという事実が、

こんなにあからさまに見えたことは、今までにありませんでした。


現在、医療従事者に感謝する声を、あちらこちらで見たり聞いたりします。

私もお世話になっているし、感謝しています。

医療の逼迫が収まっても、今の気持ちを忘れずにいたいと思います。