カタツムリの個性と命 | カカオ77%のブログ

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以前、カタツムリを飼っていたことがあります。

 

ウスカワマイマイという種類で、殻が薄いのが特徴です。

 

殻の模様が個体によって違うため、一匹一匹を見分けやすいです。

 

同じ種のカタツムリでも、それぞれ個性(個体差?)がありました。

 

つつくと、大急ぎで殻に引っ込むのもいれば、

 

反応が鈍くて、すぐには殻に入ろうとしないのもいました。

 

一番目立っていたのは、つつかれると泡を出しながら殻をぐりんぐりんと振り回し、

 

大急ぎでミズゴケの中へ逃げる(カタツムリ的には全力疾走なんだと思う)個体です。

 

初めて殻を振り回すのを見た時は、あまりにも気持ち悪くて、

 

私は隣の部屋へ逃げましたあせる

 

殻を脱ぎ捨てる気なのかと思いました!

 

まあ実際は、 そんなことあるはずもなく、

 

後で調べたところ、泡を出すのも殻を振るのも、外敵から身を守る方法なのだそうです。

 

カタツムリのような貝にも、こんな性格の違いがあるなんて驚きでした。

 

 

このウスカワマイマイは殻が薄いため、光の加減で、内臓がうっすら透けて見えることがあります。

 

運よく、産卵を観察できた時のこと、

 

一粒一粒、ゆっくりと産み出される卵とともに、

 

親貝の心臓(多分)が、早鐘を打っているのが見えました。

 

大きな負担に耐えて、次の世代を産む姿は、一言では言い表せないものがありました。

 

 

音を立てて卵の殻を食べたり、大好きな食べ物に気が付くと、なんだか動きが速くなったり。

 

弱った仲間の殻をかじったり。

 

飼ってみて初めて知ることがたくさんありました。

 

そして、人間って特別じゃない、たくさんいる生き物のうちの一つなのだと思わされました。