テレビに挑戦しようと思った話は前回書いた通りですが、今回はその免許に関する話です。
430MHz 送信機の方はアマチュアTVの開祖のようなJA1AKA 荒川氏の製作記事が色々ありましたが、どれも管球式の本格的なものばかりです。最初から真似できるとはとても思わず、まずはUHF TVチューナーのトランジスタとキャビティを使って10mWも出れば良いと考えました。もちろんJARLの保証認定で、設備の完成とは順序が後先になるのは承知の上でまずは変更申請を出しています。
私はエリア違いのコールふたつなので、同じ申請を両方同時に行いました。それから1か月程過ぎた頃でしょうか。片方の電監からは電波形式A5の指定事項変更通知が届きましたが、もう一方からは音沙汰ありません。さらに待つこと暫くしてJARLからの連絡で分かったのですが、電監まで申請書は届いたものの追加資料が必要とされ、書類丸ごと一旦JARLに差し戻されていたのです。
これにより地方電監は一枚岩ではなく、エリアによって裁量の差があるものと知りました。さらに担当者による判断の違いもあり得るでしょう。これから分かるように何が通った通らなかった、などのグレーゾーンの話というのは、個人の限られた体験談を一般化して語るのは要注意で。悪くすれば嘘吐き扱いされかねません。
参照記事 「八重洲FTDX400と2アマ資格」
カメラ自体は無線設備とはされないので(マイクや電鍵のようなもの)、ゆっくり作るつもりでしたが、当時は小型で使い易い半導体イメージセンサなどありません。アマチュアが利用できた素子は真空管の一種である「ビジコン」だけであり、ビームのスキャンが必要なブラウン管受像機に技術は近いものです。ビジコン本体やコイルアセンブリのジャンクはアマチュアにも需要が無いので900円とかで入手できましたが、池上通信機の人に教わりつつ実験の途上で大学受験により中断、結局それきりとなりました。