プラスとマイナスは一枚のコインの裏表であり、二つに切り離して、片方だけ、つまりプラスだけを手に入れることは出来ない。
そうである以上、こういう点を前提条件にして考えれば、「あまりにもたくさんのプラスを手に入れると危ない」という判断が成り立つかと思われる。
なにせ、すぐに分からず表に対して出ないとしても、プラスと同等の分量・内容の危険・問題・マイナスも手に入れてしまうのである。
そうであれば、用心深く慎重なタイプの人であるほど、「あまりにも大きな成功や勝利、たくさんの金・権力・名声などを手に入れると危ない。あとで酷い目に遭うはずだ」という判断が働くかと思われる。
具体的なケースについて考えてみると、あまりにも大きな勝利・成功を収めて、たくさんの金・権力・名声などを手に入れた人なのに、大きな病気や事故に遭ったり、あるいは、危険な犯罪者に狙われて被害者になってしまった。
他にも、たとえ本人は健康で犯罪被害に遭わなかったとしても、自分の近しい人たち、具体的には、家族や親族や恋人が、そういう目に遭ってしまった。というケースは、十分にありえるはずである。
というよりも、あまりにも大きな成功・勝利を収めて、たくさんの金・権力・名声などを手に入れたという人で、こういう「マイナスの悪い出来事・体験をしなくてすんだ」という人の方が、むしろ珍しいのかもしれない。
珍しいというよりも、「例外」と言った方がよいかもしれない。そして、「例外」という存在は、あくまでも「例外」であるから、他の人たちや、他のケースに対して当てはめることは出来ない。
ということであれば、やはり、「プラスだけを切り離して手に入れることが出来ない」と考えるべきであり、そして、「あまりにも大きな勝利・成功を収めて、たくさんの金・権力・名声を手に入れようとすれば、それと同等の分量・内容のなにかを失ったり、悪いマイナスのものも手に入れてしまう」という点を、無視すべきではないかと思われる。