2種類の薬を服用して半月経った。
眠気が増したものの、比較的穏やかな日々が続いている。
あんなに執着していた諸々（誰々が付き合うとか陽キャとか）に対して、まるで憑き物が落ちたのかというくらいになった。
でも薬はもちろん万能ではなく、何かのトリガーでドカンとなる日もある。
昨日はまさにそんな日だった
思春期やら反抗期やらもミックスされているので、特性との線引きなんて出来ないけれど、まぁ酷かった。
暴言&暴言
それは言っちゃいけないよね、の線を息子は越えてしまった。
カーッとなった時だったから仕方ないよね、とは流せず、謝ってきても許せなかったし今も許してはいない。
ただ、怒ることもしんどくて、呆れたり虚しくなってる暇もなく、一見穏やかに息子に接している。本気の本気で傷つくと、私はどうやら思考が停止するらしい。ショックが大きいとそれをすぐに忘れようとするのか記憶も曖昧になってくる
そんな状態で今日は球技大会があった。
当初は旦那がそこを休みにしていたので旦那に見に行ってもらう予定だったが、急遽仕事になってしまった。
私は元々仕事だったが、早退して見に行こうとしていた。
今年は散々ぱら人との関わりのことで心が痛い話を聞いてきたから、もうみんなの中にいる息子を見ることがしんどかった。
それでも今までずっと逃げずに［公開処刑状態］の時でも見守ってきたけど、私の精神的にも限界だったので旦那にお願いしていた。
行きたくないなぁ…
おまけに息子の苦手な［運動］🏐
しかもチームは陽キャ6人組の中に息子。
クラスの男子を2つのチームに分け、練習を重ねてきた結果、そういうチーム編成に最終的に決まったそうな。
うわぁ
ますます見たくない。
そんな思いがあっての昨日の出来事で、心パリーーーンですわ
息子は出かける最後まで「出来れば来てほしいなぁ」と言っていた。
以前、スクールカウンセラーさんに「来てほしいということは、息子くんはお母さんに自分の姿、バレーを上手くやっていたり、友達と関わっている自分を見てほしいのかもしれませんね。それはお母さんからしたらいびつな形（そうじゃないのに、とか私が思う姿ではないかも、という意味）に見えるかもしれないけれど」と仰っていた。
その話も頭にあったから、見に行った方がいいんだろうなぁとギリギリまで悩んだ。
でも行かなかった。
仕事しながらも、罪悪感のような気持ちにもなったけど、昨日のことがやっぱり許せなかった。
そんな気持ちで見れるほどのHP（ドラクエ参照）は残ってなかった
どんな顔して帰ってくるのかな。
失敗したかな。
周りから非難されてないかな。
家で待っている間、ソワソワしっぱなしだった。
息子帰宅
第一声は「お母さん来てくれた？」だった。
「ごめんね、仕事抜けれなくて」
「そっかー、それは残念だったな〜。僕ね、最後に点入れて、それが結果（チームが）勝ったんだよ！」
予想外
同点の場面で、最後の最後に息子のサーブの番に。緊迫した場面
それが見事に入ったそうで、周りの子達から
「スゲーじゃん！」
「お前のおかげで勝ったわ！」とクラスメイト達に称賛されたそうな。
自分が何かして称賛されるそんな場面、初めてじゃないかな
だから第一声が「来てくれた？」なのか。
こういうかわいい部分は今もあるんだよね。
それは見に行きたかったなぁ！と息子と喜びあった。
うわぁ！実際見たかったな。
でも今日私が行ってたら、今日の活躍とは真逆の事が起こってたかもしれない。自分が観る試合とか大体負ける。「雨女だから」というのと一緒で、一個人にそんな力はないんだけど、なんかジンクスというかなんちゅうか…
普段話さない女子や、Z達、陽キャくん達にもすごいと言われたのが嬉しかったんだろうな。
もちろん、「スゲー」のはその日だけで持続はしないだろうけど、普段トロイ奴が（偶然だけど）えぇ場面が回ってきて決めたというギャップがあっての「スゲー」は今後マイナスにはならない…と思う
気持ちが沈むとすぐに『僕はクラス中から嫌われてる』だの『女子からムシされてる』だの言う。それほど自分に自信がないし、そもそも自分を知らないのだ。
何よりも本人の成功体験になってたらそれがなによりだ
あ〜、ギャップって素敵💜💛
