こんにちは
Prism校長のきよこです。
いつも訪問、質問ありがとうございます
Facebook Liveもさせていただくようになり
たくさんの人とお話しできるのが
嬉しく感じています
さて、今回の質問です
「いつも楽しく拝見してます。
小学6ね年生の子どもの母親です。
発達凸凹な我が子。IQが低めで
軽度知的障害の枠に入っています。
でも、たまに奥の深いことを言ったり
思いやりのある子どもだと思っています。
先日、支援学校の見学に行ったら
卒業後は、作業所か就労支援施設
グループホームなどでした。
普通学校では心もとないですが
支援学校だと、将来が決まってしまう
感じがしています。
支援学校か普通学校。
どちらに行かせたらいいのか迷ってます。
子どものいいところを伸ばしたいとは
思っているのですが、たしかに理解力は
低く、親である私もイライラしてしまいます。
将来も不安になってしまいます
どうしたらいいかわかりません」
ありがとうございます 支援学校の見学に行かれたのですね。
未来が見えないのも不安ですが
未来の選択肢が少ないということを
突きつけられると辛いですね。
そうですね 私だったら、子どもが行きたいところ
にいかせると思います
今の学校で、圧倒的に教えられてない
ことがあります。
それは、「自分を知ること」です。
自分は何がしたいのか?
何をしている時に楽しいのか?
何をしている時にしんどいのか?
自分の気持ちに寄り添うことを
誰も教えてくれませんでした。
なので、私たちは自分の正解よりも
周りの正解を優先するクセがあります。
今までの日本の教育は基本的に
足並みを揃えることを中心と
してきました。
学校の、比較基準は同じ年であると
いうことが当たり前です。
年齢で学年をわけ、同じ問題を
一斉に解きます。
正しい答えは決まっていて
より正確に、その答えを書く。
これが、優秀な子だとされてきました。
テストの点数で評価される。
自ずと優劣が生まれてきます。
しかし、人の成長というのは
個人差がありますし、成長し続ける
ものなのです。
学びがゆっくりな子は
その子なりに深く考えているのかも
しれません。
ゆっくり成長する子は劣っていて
早く成長するかは優れている。
そんな思い込みは、子どもたちの中にも
浸透していってしまいます。
なので、ゆっくりでもコツコツやれば
できる子どもでも、早い段階で諦めてしまう。
他者との比較をすることで
モチベーションが下がるなら
比較はしないことです。
日本財団による18歳を対象にした
自分や将来についての意識調査では
世界と比べても圧倒的に夢を持つ人が少なく
前向きにとらえる力が弱くなっていることが
わかります。
今年は、コロナもあり、現実を肯定的に
捉えにくい年でもありました。
だからこそ、これからの時代を生きる
子どもたちには、自分を知る力と
物事を前向きにとらえる力が必要となってきます。
そのためには、どうしたらいいのか?
それは
子どもたちに選択肢を与えることです。
自分で選択し、行動することによって
子どもたちは自分の行動に責任をもち
自己肯定感が育まれるのです。
今まで、選んでこなかった子どもは
急に選んでもいいと言われても、
どうしたらいいのか?がわからないのです。
そういう時は、2つの選択肢を見せて
自分で選ぶことから始めればよいと思います。
何度か繰り返しているうちに
自分で選んでいいんだとわかると
子どもたちはどんどん創造力を発揮します。
だから、お母さんが悩む前に
子どもの意見をしっかり聞いてあげたら
よいのです