こんにちは。


ご訪問くださり、ありがとうございます。

こちらのブログでは、主として腎不全で透析をなさっている方や、そのご家族向けに、何かのお役にたちそうな内容についてご紹介しておりますが、これまで、病気平癒祈願との関連で、何回かに分けて、


お寺で病気平癒などの願掛けをするとき、知っていると、よりお参りが丁寧になるポイント

と、

西国三十三所や四国八十八か所の札所巡礼をするときのお作法


について順番にご紹介しております。


第1回から第4回までは連続記事となっており、参拝時の一般的な留意点と、真言、般若心経、観音経のあげかたについてです。

ここから第1回です。

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第5回は、西国三十三所の巡礼の方法についてご紹介しました。

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現在は何回かに分けて、四国八十八か所のお遍路についてと、その方法などについてご紹介しております。

 

こちらが、四国遍路第1回(回り方とグッズ篇)です。

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こちらが四国遍路第2回(ガイドブック・サイト篇)です。

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こちらが四国遍路の第3回(参拝手順篇)です。

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今回は、第4回として、


遍路に関するその他の話題


についてお書きします。 


1. 難所はいつ攻略するか


車遍路の難所とは、

道がめちゃくちゃ狭くて離合困難 

なところです。

ということは、対向車さえ来なければギリギリなんとかなるわけです。

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朝イチに思い切り早く出て、ほかの遍路の車が来る前に札所にたどりつき、ほかの人がこないうちに帰る


のがベストです。

但し、納経所が開いてないと御朱印をいただけません。


お納経をお受けできる時間は基本的に午前7時より午後5時までとなっております。」


とのことですので、到着が7時になるように6時台に宿を出て最初に攻略すると比較的楽だと思われます。


また、春と秋はお遍路のハイシーズンですので、札所も混み合います。

→対向車や後続車がたくさん発生します。


焼山寺のような山の上の寺は冬場の積雪時は危険ですが、それ以外の寺であれば冬に行くか、真夏に行くとすいています。


うちは焼山寺に1月6日に行きましたが、対向車は最後に一台だけでした。

但し、道路は除雪のおかげで乾いていたものの、駐車場には大量の雪があり、駐車場からお寺までの歩行者用の道も凍ってツルツルで、かなり怖かったです。


雲辺寺(ロープウェイで登ります。)には昨年の8月末に行きましたが、オフシーズンのおかげでロープウェイも空いており、山の上はひんやりして涼しくて気持ちよかったです。

(昨年9月に高野山奥の院の燈籠堂のお坊さんと話をしたとき、お坊さんは「お大師様1250年記念の年なので私もお遍路を始めたばかりです。仕事があるので区切り打ちのランダム打ちですが、夏のうちに難所だけはすませておこうと思って、雲辺寺と太龍寺などのロープウェイ難所をまず先に回ってきました!」と言われていました。)


※雲辺寺の山上のロープウェイ乗り場を降りたところです。


暑さや寒さでしんどいのと、激混み中の離合の恐怖と、どちらをとるか難しいところではありますが、シーズンオフに行く、のはひとつの対策にはなるかな?と思います。

なお、山奥の札所に車で行くときは、積雪時は避けてくださいね。多くはガードレールがないので、谷底に直行しそうです。



2.  遍路笠と山谷袋はどうするか


遍路笠(菅笠)は、歩き遍路のかたのトレードマークみたいになっています。



笠に

「迷故三界城 悟故十方空 本来無東西 何処有南北 同行二人」

と偈が書いてあって、梵字も入っているので、かっこいいなあ、と思うことは思います。が…


私は日舞をやっておりました関係で、藤娘などの演目では漆塗りの和笠をかぶって出演していました。

これが…かぶりにくくて重くてずれます。


踊りのときは、しばらく踊っていると早変わりのときに後見さんが笠をパッととってくださるのでまだよいのですが、それでも、和笠には台座というのがあって、それが頭にゴツゴツして痛いのです。



あごの紐もヒジョーに違和感のある位置にきます。

長時間つけていると頭が孫悟空のように痛くなります(多分)。


ということで、かっこいいけど、遍路笠はパスしました。


山谷袋(さんやぶくろ)というのは、線香や蝋燭、経本、納経帳などの参拝用品を入れておくショルダーバッグのことです。

頭陀袋(ずだぶくろ)ともいいます。



しかし、白くて肩掛けのカバン、というなら、なにも綿100%の、見るからに汚れそうなものにしなくても、軽くて高機能な今風のカバンでいいのでは…と思ったので、こちらもパスして、レスポートサックの持ち手付きの白いショルダーバッグにしました。

持ち手と肩掛け紐の両方があると、非常に便利です。



3.  いただいた御影をどうするか


納経所で御朱印をいただくと、御影(みえい)という、名刺サイズより少し大きい薄紙に書かれた御本尊の絵姿をいただけます。

今は1250年記念行事として、札所のナンバーとお大師様の業績の書かれた3×3cmぐらいの厚紙のカードももらえます。


御影は、仏様の絵なので、あだやおろそかにはできない感じです。


納経帳にそのままはさんでおくと、次の札所でバラっと落ちたりしそうなので、御影は封筒に入れ、カードはポチ袋に入れてから、納経帳の最終ページにはさんで移動しています。


自宅に帰ってから、御影は専用の台帳のビニールポケットに入れ、カードも専用の小さなポケットファイル(札所で売っています。)に入れています。


御影帳には、札所の本堂の写真がついているので、御影とセットになると、お参りしたときのことを思い出しやすいです。


※当時これしかなかったのでこれを買いましたが、実はいろんな柄があります。…うーん、派手だ…

中はこんな感じです。右側が写真で、左のポケットに御影を入れます。
 ↓

御影帳いろいろ 


いろいろ買うとチマチマとお金がかかるのですが、それもまた楽しいです💦



4. 便利な情報サイト


四国遍路情報サイト 


 タクシー会社のサイト。マップと札所解説がリンクしているのが便利です。 


車遍路の難所解説サイト(再掲) 


お遍路用品店「いっぽ堂」情報もいろいろ載っています。 




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