ぴよきちです。



私のブログを訪れてくださり
ありがとうございます。

初めて訪れてくださったお方は、
まずは、ぴよきちのプロフィール
お読みになっていただきたいです。
※私のプロフィールをお読みになることで、
 あなたの夢を叶えるヒントが
 見つかるかもしれませんよ~スター

 なぜならば、プロフィールでは
 私自身、楽器を遅くに始めた境遇や
 その後の生活環境のせいにして
 ヴァイオリニストになることを
 ずっとずっとあきらめていたのちに、
 40目前という年齢から
 本当にやりたいことを追い求め、
 ヴァイオリニストとして活躍できるようになるまでの軌跡を
 包み隠さずお届けしているからです。
 お役に立てれば幸いです。



それでは、私の連載ストーリー
プロフィールで書ききれなかった
中3という超レイトスターターから
ヴァイオリニストとして活躍するまでに至ったお話の
第2話をお届けします飛び出すハート

目次はこちらです気づき
『ぴよきちがヴァイオリニストになるまで』


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ヒヨコ【第02話】最初の人生の転機~地方から関東地方へ~
……………………………………………………………………

ほこりをかぶった
小さな黒いケースは
その後、ほとんど
開けられることなく
月日は流れていった。


…♢…


私は中学生になっていた。


地方の中でも
特別、教育熱心なこの街では
中学生になると
勉強が大変になるからと
習い事などはしないのが
当たり前という雰囲気だった。

小学生の時は
色々習い事もしていたけれど、
中学生になってからは
習い事にも通わず、
特にやりたい部活もないから
帰宅部というヘタレ具合。


「先生たちめちゃくちゃ厳しいし
 勉強ばっかりで楽しくないな~」
 

毎日そんなことを思いながら
つまらない中学生活を送っていた。




…♢…


そんなある日、
父の仕事の関係で
引っ越しをすることになった。


地方に住んでいた私たちは、
父の勤める会社の本社のある
関東地方へと移動に。

父は本社へ呼び戻され
意気揚々としていた。

逆に母は、
会社が借りてくれていた
ちょっとお高い、地域で名の知れた
このマンションでの生活を
手放すことに落胆し、
意気消沈していた。


両親はまだ新婚の頃、
関東地方の片田舎に立つ
中古建売住宅を買っていた。
その家へ引っ越すという。



そして
引っ越しの日。



幼少期からずっと
マンションに住んでいた私は
これから住む家を見て
ショックを受けた。


もう、
見た目からしてボロボロ…


中に入ろうと
玄関の戸に手をかけると

「え?軽すぎない!?」

古い室内トイレのドア?
蹴ったら簡単に穴が開きそうだよ!
こんなちゃちいのが玄関扉って
何なのこのひどい家…。


一人立つのが精いっぱいの
せまい玄関で靴を脱ぎ、
中に入る。


家全体が
びっくりするほどせまい。


マンションの3LDKの広さに
慣れきってしまっていたし、
思春期に差し掛かっていた私は、
両親と、この狭い空間で
生活を共にすることを想像すると、
息が詰まりそうだった。


木造は寒いと聞いてはいたけれど、
窓も開けていないのに
部屋の中の空気が動いて
どこからかともなく
隙間風が吹き込んでいるのが分かった。


階段がある。
恐る恐る上ってみる。

ギシギシ…ギギ、ギシギシ…

激しく木のきしむ音がして、
板が折れるんじゃないかと
ドキドキしながら
手すりのない階段をのぼっていく。


2階にあがると、
3畳の洋室と
6畳の和室があった。


3畳の洋室は、
奥が大きな押入れになっていた。
小さな窓が2つ。
天井は白い板で、
たくさん穴が開いている。
「音楽室の天井みたい、
 変なの…。」
息がつまりそうな部屋だ。


もう一つの部屋
6畳の和室は、
3面全てに大きな窓がついていて、
ものすごく明るい。

別に何か景色が見えるわけじゃない。
隣の家と、隙間から近隣の家、
家の前の道路が見える程度だった。

だけど、明るい。
明るさで広く感じられた。


「ねーーーえ、
 ここ、私の部屋でいい?」


私はそう大きな声で言うと
少しだけ
この家での生活が楽しみになった。



つづく



コーヒーあとがきと次回予告書いてます。
ぜひ最後までお読みくださいませ♪


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… あとがき&次回予告 …

今日は関東冷え込んでますね…
雪が降っている地域にお住いの
皆様、どうぞお気をつけて雪


昨日は節分でした。
豆まきしましたか?

ぴよきち家では子供と二人で
豆まきしました。
恥ずかしい年頃なんですかね~
昨年より小声でした泣くうさぎ

あと5日で旧正月。

1月1日のお正月だと
なーんか早すぎてしまうというか…
旧暦の方がしっくりくるんですよね。
体感的に。

… ♢ …

連載ストーリーの
初回から出てきた
ぴよきちの母。

もう亡くなっていますけれど、
今思い出しても、
とても不思議な人でした。

不思議な人というより、
お互い全く理解しあえなかったし、
自分と他人の違いというものを
一旦受け入れよう、
という姿勢の片りんすらも
ない人でした。

小さい頃から
母からいつも否定する言葉を
投げつけられていましたから…

『私の事を理解してくれる人は
 この世界に誰一人いないんだ。
 一番近くにいる母でさえ
 理解どころか否定される。
 みんななんでこんな寂しくても
 平気なんだろう…』

すごく孤独感を抱いたまま
大人になりました。

両親から受ける影響って
本当に大きいなあと
この歳になっても思います。

… ♢ …

次回のお話は…

転校先の中学校には、
吹奏楽部ではなく管弦楽部
=オーケストラ部があった!
ぴよきちは部活見学にさそわれて…

第3話へ


…………………………………


ぴよきちのブログを
お読みいただきありがとうございますルンルン
今日もよい一日をキラキラ



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