人間の抽象力は相似象識別能力にある | カタカムナの共鳴

カタカムナの共鳴

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「イキモノ」 と 「モチモノ」 の間

相似象(カタカムナ)を学ぶことによるメリットは、
 
すでに知っている感覚の中から相似している形を当てハメ、
知らないことを推定し、予想し、対応する能力を高めることです。
 
感覚をつかさどる機能は、目、耳、触覚などで、

・姿が似ている
・音が似ている
・感覚が似ている、好ましさ、不快さ

などで分け、シンプルに判断する方法を日常的に学んでいます。
 
例として挙げれば

・動物、植物、鉱物などを、科、属、類などに分類して図鑑をつくる
・国語辞典の五十音順の並び(1891年発行の「玄海」が日本初!)
・内科、外科、小児科など、症状別の病院担当区分
・図書館、パソコンのフォルダ、衣類などの仕分け
・郵便番号での配達
・スーパー、コンビニなどの品物の陳列
・数学の因数分解、集合の図など
・三角形の相似の定理を応用して地形を測る
・トランプ、カルタ遊び
・例えば・・・と言って、何かの例をあげる
・モデルを示して説明する
・易、手相、四柱推命、算命学、オーラソーマ等の占い
・地震、津波の予測
 
また、動物でも本能的にもっています。
 
例えば、

・食べられるものかどうかを見分ける
・安全な住処、居場所、立ち位置を見つける
 
 
人はほかの動物と違って、大脳の機能が極端に発達しているため、
生後一ヶ月前後で指さしをはじめます。

もし動物だったら、指そのものに興味を示すばかり。
指の「先を見る能力」をもっていないのです。

人と動物の違いは、相似象を識別する能力にあります。
 

カタカムナ人は、触覚機能が動物のように発達していて、
科学的な観測方法はもっていなかったとしても、
宇宙の現象が起こる構造と働きを自然の音から把握し、やさしい和語で表現しました。

彼らが相似象として取り上げたのは、昼と夜の移り変わりです。
 
太陽の位置で昼と夜が変わりますね。
それを記号にしています。

「ヤタノカガミ」もしくは「カタカムナ」と呼ばれております。

図を見ると分かる通り、八の数が最大です。
八は、環境全周をあらわし、安定している様子をあらわします。
 
 

 

八の数で安定する例は、

・音による八音階(オクターブ)
・アルゴンガスの外側の電子数
・結晶構造の対称軸、対称面、対称中心、四面の廻映軸
・日本語による、八方美人、八重桜、八つ当たり
 

ヤタノカガミから、48音の声の音符を記号にし、アマ-カムの変遷をあらわしました。
3つの状態に分けられます。
アマは2つの状態が交代する動的な相(スガタ)、
カムは1つの状態に重合して静まっている相です。

アマは、昼と夜の現象の交代です。
昼を「アカ」と呼びました。

昼は、夜があるから生まれる現象です。
つまり、昼という状態に夜が重なっていると認識します。
 
暗い闇の空間に、太陽がひとつあれば、そこはすべてが光となります。
 
その場に、物体がひとつ立てば、影ができます。
 
光のことを「アカ」、影のことを「アヤ」と呼んだのでした。
現代では、日が落ちた状態を夜といいます。
ですが、カタカムナ人は、日中の、木陰になっている場所も夜と呼んだのでした。
 
そして、「アカ」と「アヤ」の濃度の違いを背後でつかさどる状態は、「アオ」 といいます。
 
 
㊉ アマ: アカとアヤの移り変わり。 声の音符。

◇ カム: アカとアオの位置関係。 数値記号であらわされる。
 
 
8つの自然法則は、
1と2が混ざって3が生まれ、4が対向し、
3と4が混ざって5が生まれ、6が対向し、
5と6が混ざって7が生まれ、8が対向し、
7と8が混ざって1に収束している感じ。
 
運動の状態にも3つあります。
雄雌が「ツガヒ」になる 2→1 、
1→2・・・と、どんどん増えていく 「ウヅメ」 、
1と1が対称に「ムカヒ」 合う。
 
 
 
自然法則1 アカとアオの回転 (ムカヒ)
 
記号の上半球はアカ、下半球はアオです。
あらゆる物の対称性 ・・・ 表と裏、男と女、陽と陰、吉と凶、苦と楽など。
 
 
自然法則2 アヤメ
 
アカとアオの共存状態。 記号では上半球と下半球を分ける横線のこと。
和語では、アヤシ(怪、奇、異様)、アブナシ(危険)、アヤ(文)と
応用して、アカ-アオが織りなすことばをつくっている。
 
 
自然法則3 アカシ

第三者が客観的に確認できる状態。
 

自然法則4 アヤシ

客観的には実証できない不確定さ。
第三者が見ている物象そのもの。主観性。
目に見えるものは、奇妙で不確定の要素がある。
 

自然法則5 アオニヤシ アガム

異性の親和。記号では大円の外縁(環境全周)をあらわす。
「ヤ」は、数字の八、ヤスラギ、安定、飽和能力の思念である。
アガムは、元々は親和する意味だったが、時代が下ると拝む意味になった。
記号では、十字の交差する点から渦が拡がってゆき、
大円(飽和する環境)を越えたら、引き合う場に変質する。
アオの「オ」の記号は、小円が同じ位置の「ム」に変質する。
「アカシ」と「アヤシ」の重畳状態で、「モコロ」という。
 

自然法則6 アカカ アオケム

同性の反発。記号では、「アオ」が十字の交差点に収容され、
二極の「アカ」が拡張されていく状態。大円の外縁が拡張するともいえる。
場に拡がりができる。
「アカカ」とは、ふたつの「アカ」のこと。
磁石の同極の反発する現象が相似象である。
 

二極の対立軸が生じて、箱の中に閉じ込められるという、恐れの構造のこと。
僕の現実に起こったこちらの記事では、恐ろしい箱を次々と開けていきました。
 
 
自然法則7 アカとアオのキハミ (ツガヒ)

アカとアオが極限的に一緒になる状態
 

自然法則8 アカとアオのメグリ (ウヅメ)

「メグリ」とは、「アカ」と「アオ」が発生してから成長し、限界になること、
また、そこから、だんだんと崩壊すること、
発生点と崩壊点の循環的な繰り返しが「アマ」の本来性(ナミ性)に還元されている。
無常観に通じており、常に留まることのない川の流れに似ている。
 

【音の思念】
ア :あらゆるモノのハジマリ
シ :示す
ヤ :アメの間。アヤメという音をつくる。
オ :六方八軸の変遷。
ム :六方の粒子化。
 

参考文献: 相似象 第六号