全ての物質を司る世界は何も無いところです。
時も、風も、声も、光など以ての外、闇すらも……
けれども在るのです、尊い想いだけが……。
そこが、かぐやのいた場所。
二つの心(シン)からなる尊い想い。
それが、かぐやの正体。
それがどうしてこの世と繋がってしまったのか?
始まりは、一つの試みでした。
既にご承知の通り、この世を司っているとされている二つの存在。
一つは御上(ミカミ)、ヒトの魂を司っています。
そしてもう一つは神族(カミナリ)、精神・霊(タマ)それから悾怪(モノノケ)を司っています。
私は御上の声を伝えるモノ。
ですから、私に分かるのは御上の立場から見た真実。
このかぐやの真実も、私の証言だけでは不完全かも知れません。
けれども、かぐやの杖として使われているのは、我が御上の司、コヒリ妃様の尊い魂。
それが故に御上にとって、かぐやは特別な存在。
いいえ、それで無くともヒトビトにとっては捨て置けない存在です。
ヒトの世の明暗はかぐやにかかっています。
此度の事が試みである事は、かぐやが現れた時のコヒリ妃様の言動からも分かります。
或る日、竹春深まる月夜の宵に、突貫真空切り裂く怒濤の如き激震が走り、その後マナコ潰れんばかりの辛辣な閃光で、この世は真っ白な静寂に包まれました。
世が徐々に色を取り戻すと、小さな灯りが一つ。
かぐや降臨です。
コヒリ妃様は直ぐにかぐやのもとへ駆け寄り、
『なんと美しい姫君!思し召しでございますね』
とカシラを落とし、続けて
『この世を御歩きになるには、杖が必要となります。これをお使いください。』
そう言って、自らの尊い司の魂を差し出されたのです。
この様な言動・行動から、かぐや降臨が試みであると断定出来ます。
ただ、この後、試みの主ですらも予想しなかった波瀾が巻き起こりました。
そして、ヒトビトの禍の歴史が始まるのです。
当初の予定通り滞り無く試みが終えられていたならば……。
かぐやの美しさは例えようが無く、見つめられただけで滅したものもあったほどです。
ですから、その美しさは直ぐに噂となり、かぐやをなんとか我がものにしようとするもの、またはかぐやを献上して帝とゆかりを繋ごうとするものが、かぐやのもとに殺到しました。
けれども、御上の司の魂に護られているかぐやには、誰一人触れる事は出来ませんでした。
そう、あんな事が起こるまでは……。
御上の声のかぐやの章でお伝えしましたが、かぐやのもう一つの心(シン)が、予定外に後から舞い降りたのです。
その為にかぐやは御上の司の尊い魂を千切って分け与えてしまわれた。それによってかぐやを護っていた結界が外れてしまったのです。
最初の懸念は悪魔でした。
けれども、悪魔は元々神族(カミナリ)の化身。それほど愚かではありませんでした。かぐやに触れる事は滅びの道である事を直ぐに悟り、当時no.1のコッキャキレエヌによって、悪魔がかぐやに近づく事は免れました。この後も今日に至るまで、継承されています。一部のザコによる例外的な干渉を除いて、悪魔が直接かぐやに関わる事はありません。
時も、風も、声も、光など以ての外、闇すらも……
けれども在るのです、尊い想いだけが……。
そこが、かぐやのいた場所。
二つの心(シン)からなる尊い想い。
それが、かぐやの正体。
それがどうしてこの世と繋がってしまったのか?
始まりは、一つの試みでした。
既にご承知の通り、この世を司っているとされている二つの存在。
一つは御上(ミカミ)、ヒトの魂を司っています。
そしてもう一つは神族(カミナリ)、精神・霊(タマ)それから悾怪(モノノケ)を司っています。
私は御上の声を伝えるモノ。
ですから、私に分かるのは御上の立場から見た真実。
このかぐやの真実も、私の証言だけでは不完全かも知れません。
けれども、かぐやの杖として使われているのは、我が御上の司、コヒリ妃様の尊い魂。
それが故に御上にとって、かぐやは特別な存在。
いいえ、それで無くともヒトビトにとっては捨て置けない存在です。
ヒトの世の明暗はかぐやにかかっています。
此度の事が試みである事は、かぐやが現れた時のコヒリ妃様の言動からも分かります。
或る日、竹春深まる月夜の宵に、突貫真空切り裂く怒濤の如き激震が走り、その後マナコ潰れんばかりの辛辣な閃光で、この世は真っ白な静寂に包まれました。
世が徐々に色を取り戻すと、小さな灯りが一つ。
かぐや降臨です。
コヒリ妃様は直ぐにかぐやのもとへ駆け寄り、
『なんと美しい姫君!思し召しでございますね』
とカシラを落とし、続けて
『この世を御歩きになるには、杖が必要となります。これをお使いください。』
そう言って、自らの尊い司の魂を差し出されたのです。
この様な言動・行動から、かぐや降臨が試みであると断定出来ます。
ただ、この後、試みの主ですらも予想しなかった波瀾が巻き起こりました。
そして、ヒトビトの禍の歴史が始まるのです。
当初の予定通り滞り無く試みが終えられていたならば……。
かぐやの美しさは例えようが無く、見つめられただけで滅したものもあったほどです。
ですから、その美しさは直ぐに噂となり、かぐやをなんとか我がものにしようとするもの、またはかぐやを献上して帝とゆかりを繋ごうとするものが、かぐやのもとに殺到しました。
けれども、御上の司の魂に護られているかぐやには、誰一人触れる事は出来ませんでした。
そう、あんな事が起こるまでは……。
御上の声のかぐやの章でお伝えしましたが、かぐやのもう一つの心(シン)が、予定外に後から舞い降りたのです。
その為にかぐやは御上の司の尊い魂を千切って分け与えてしまわれた。それによってかぐやを護っていた結界が外れてしまったのです。
最初の懸念は悪魔でした。
けれども、悪魔は元々神族(カミナリ)の化身。それほど愚かではありませんでした。かぐやに触れる事は滅びの道である事を直ぐに悟り、当時no.1のコッキャキレエヌによって、悪魔がかぐやに近づく事は免れました。この後も今日に至るまで、継承されています。一部のザコによる例外的な干渉を除いて、悪魔が直接かぐやに関わる事はありません。
一部のザコによる例外的な干渉に就ては、いずれお伝えします。
然し、強欲なヒトビトは違いました。
その禍の所以を悟る事無く、しばしばかぐやに触れ、その度に国を滅ぼしてきました。
本日はここまで。
次回は少しお話を戻して、当初の試みと試みの主に就てお伝えする予定でいます。
ではm(_ _)m
鄙虎猫蛇
然し、強欲なヒトビトは違いました。
その禍の所以を悟る事無く、しばしばかぐやに触れ、その度に国を滅ぼしてきました。
本日はここまで。
次回は少しお話を戻して、当初の試みと試みの主に就てお伝えする予定でいます。
ではm(_ _)m
鄙虎猫蛇
