私は日本国民だけれど、実際に日本に居住していた年数は、海外在住している年数よりもはるかに短い。私はでも日本国籍を捨てるつもりはない。だけれど、マレーシアに住んでいると、かなりのマレーシア人が海外に移り住んでいるのが分かる。政治的に不安定なこともあるし、ブミプトラ政策で、マレー系の人たちとオランアスリだけが優遇される国だから、それに不満がある中華系の人々やインド系の人たちは、海外移住して国籍を捨てる人も意外と多い。
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マレーシア人の知り合いたちは、オーストラリアに永住権を持っているし、
イギリスに永住権を持つ人もいれば、
カナダ人になった人もいる。
つまり、意外と簡単に変えてしまう。
親がマレーシアに居ても。
マレー系の人たちはマレーシア人であることを誇りに思っている。
でも、それ以外の民族は、自分が生活していく上で、
良い国を見つけると、そこに永住したり、
あるいは国籍を取得したりする。
この間もお金持ちオジサマのひとりと話していて…
Lさんは、オーストラリアの永住権を持ち、
なんと奥様と子供たち2人はオーストラリア人として、
国籍を変えた。
上の子が3歳の時にオーストラリアに移住して、
2人目の子供はオーストラリア生まれ。
奥様はシドニーで事業を構え、
Lさんはずっと、マレーシアに住み、
マレーシアで事業を行っている。
別居生活数十年。
たまに行き来するらしいけれど、
娘さんは今、スエーデンで働き、
息子さんはオーストラリアで、
お母さんと一緒に生活していた。
でも3月に日本人女性と結婚するらしく、
お母さん(奥様)は、一人暮らしになるらしい。
Lさんは推定60代だから、事業を続けるのか聞いてみたら。
あと数年で畳んで、オーストラリアに移住するけれど、
マレーシアにもコンドを持って、元気なうちに
世界中を旅行する生活へ。
マレーシアは、相続税がないから、Lさんの資産は
おそらくマレーシアに置いておくのかな?
家族間でも、国籍が違うなんて…
娘さんが例えばスエーデン人と結婚したら?
マレーシア人は、マレー系以外は
国としてのマレーシアには魅力がないのだろう。
でも、華僑はどの時代にも、どの国でも
成功するのは、先の状態を考えて行動するからだろうか?
マレーシアやシンガポールでプラナカン文化を作った
中国人男性たちも、土地の有力者の娘と結婚して、
事業をさらに拡大して行ったから…
この生きる器用さみたいなものを
日本人も持っていたら、生き抜けるだろうけれど...
外国に住んでいると、この頃の日本の国力のなさを
ひしひしと感じます。
頑張れ、日本!と最後は祖国にエールを。
私は、きっとずっと日本人だろうな、
見かけはアジアのどこの国の人間にもなれるけれど…
インスタもしています。