異文化、異民族、異宗教の結婚はタブーではないけれど…日本と違って、例えば中華系やインド系の人たちが、マレー系の人たちと結婚するのは家族や一族の反対があるとよく聞く。それは宗教的な縛りが大きくて、女性にとっては、損になる印象があるからに違いない。例えば同じイスラム教でも、お隣インドネシアや中近東とは、また違った縛りがあるマレーシア。イスラム教徒と結婚する場合は、改宗が必要とされ、離婚するのも女性からは無理と聞く。たとえ離婚になっても、一生涯、イスラム教徒として生きて行かなければならないのがマレーシア。そうなると、かなりの覚悟を持って、結婚するイメージがあるからだ。
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最初に結婚話を聞いたときには、驚いた！
えっ？中華系がマレー系と結婚するの？
大丈夫なの？
それはコロナ前だった。
そこから早や３年以上が経って...
やっと結婚式の日が。
双方の両親のお気持ちは定かではないですが、
とても喜んでいるのは見ていても分かります。
きっと宗教や文化、民族を超えた固い結びつきがあるからだと。
そして、実は夫はマレー系の結婚式に招待されたことがあるけれど、
私はマレーシアに来て初めての披露宴の出席。
アンパオ（ご祝儀袋）はいくら入れたらいいの？
から始まって、何着て行ければいいの？
と質問だらけ。
それらには、毎朝、ウォーキングで出会う中華系の皆さん方に
聞いて解決！
アンパオには、最低一人当たり１００リンギから。
でも、ホテルで行われる場合は、最低３００リンギらしい。
そして、着て行くものは女性ならちょっとドレッシーなものから、
イブニングドレスまでいろいろ。
男性はホテルだったら、スーツが良いけれど、
マレー系も参列するなら、バティックでもOK!
でも、男性は、すごくくだけた服装で来る人もあって、
てんでバラバラだから、心配しないようにとのこと。
（今回は、ジーンズ姿もいました！）
まあ、これくらいなら、OK！？
ところが、アンパオは白と黒はダメらしい。
私はその部分までは知らなくて、
日本の御祝儀袋（白い和紙と赤と金色）を
この日のために７月の一時帰国で買って来ていたので、
それを使ったけれど…
マズかった？
だけれど、どのアンパオ袋よりも、ゴージャスで素敵だったけれどね！
中身はゴージャスじゃないとしても...
今回は異民族同士の結婚なので、前日にはマレー式、
翌日には中華式の結婚式と披露宴だったそうだ。
衣装もそれぞれ全部違うものを用意。
イスラム教に則って結婚式に、
披露宴。
ここではブーケと、ベールで。
ベールは頭の後ろに付けるタイプ。
そして翌日には今度は中華系の結婚式。
ティーセレモニーでの衣装。
中華とマレーの正式衣装で。
そして、披露宴。
新郎新婦は、ティーセレモニーの衣装で登場。
ブーケの代わりに扇子（うちわ）を。
頭の飾りも昔風の中国の飾りを。
披露宴は夜７時半過ぎ。
ハラル風の中華。
何食べても美味しかったですよ。
前菜４種に、
スープは優しい味わい。
スターアニスの効いたチキンは、あっさりと美味！
この上に乗っているフィッシュチップスが美味しくて…
海老のカムヒョン風味は、これはマレーシア人は大好きよね！
私たちも好きな味。
新婦側の両親が主催なので、彼らのスピーチと、
新婦のスピーチ。
ホロリと来ました。
お嫁に出す母親の気持ち、そして
娘の気持ち...
アップルジュースでのシャンパンタワー。
でも会場ではアルコールも供されましたよ。
もちろん、ジュースやお茶も。
そして中華系の乾杯音頭で、みんな総立ちでお祝いでした。
豆腐と野菜の一品の後は、〆のスズキ。
このスタイル、マレーシア人が好きな蒸したもの。
これにパクチーがたくさん。
最後には中国おこわと、デザート。
私は冷たくてほんのりと甘い、このデザートが好き。
音楽はシンガーとバイオリニスト、ギタリストが付いていて、
いろんな知ったメロディーを。
みんなで踊り始めて…
両家のお母様。
私も一緒にダンスを。
こういうのは楽しまないとね～！笑
踊りながら、写真撮り。
各テーブルで、乾杯を繰り返し...
最後は、１１時を過ぎていた！
でも、とても楽しかった披露宴でした。
このお二人に幸いあれ。
インスタもしています。
